Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ロング・エンゲージメント

2005-03-16 00:10:10 | 映画 ら行
第一次世界大戦中1917年、フランス。「ビンゴ・クレピュスキュル」と呼ばれる前線の塹壕を軍法会議にかけられ死刑を宣告された5人の兵士が連行されてゆく。その中の一人の兵士マネク(ギャスパー・ウリエル)がマチルド(オドレイ・トトゥ)の婚約者だった。
戦争が終わって3年後、「彼に何かあれば私にわかるはず」それだけを信じマネクの捜索を続けるマチルドの長い旅の物語。監督は「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ。

凄惨な戦場、前線における激しい戦闘、そこでぎりぎりの生をかける兵士たち。
それとはまったく打って変わった1920年代のフランスの風景・・・大海原、金色に輝き波打つ畑、パリの街、緑豊かな農園、灰色だったビンゴが一面の草原に・・・。

複雑に絡み合う糸を丹念に解きほぐし、歩み続けるマチルドの強い意志、マネクに対する一途な愛に気分はすっかり私もマチルドになってしまっていた。マチルドを巡る人々もそれぞれがそれぞれの戦後をかかえて必死に生きている。

オドレイ・トトゥも素晴らしかったけど、「この女優、最近見たんだけど・・・」と思ったティナ役の俳優。後で見たらマリオン・コティヤール(世界で一番不運で幸せな私、ビッグ・フィッシュ)もすごい存在感だった。
驚いたのは、ジョディ・フォスター・・・重要な役回りなんだけど、「ええっ、あれがジョディ・フォスターだったのお!!」というくらい驚いた!(さあ、どこに登場したんでしょうねえ)



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