「沈黙を破る」という、ドキュメンタリー映画を友人から紹介された。
http://doi-toshikuni.net/j/bts/
2000年、イスラエルからパレスチナへ派遣された若い軍人達が帰還した時、「沈黙を破る」というグループを作った。
2000年から7年間彼等を追いかけ、撮り溜めた沢山のビデオ映像を元に、土井敏邦監督が制作したドキュメンタリー映画である。
上記URLの映像の表紙に「考えるのをやめたとき、僕は怪物になった」と書いてあるように、彼等はパレスチナに派遣され、軍人として、現地での恐ろしい、悲惨な状況を見て、眼の前で繰り広げられた出来事に加担して、次第にその状況にも慣れていった。
しかし、その時パレスチナで起きていたことを、日本人の゙映画監督に心を開き、インタビューに答え語り始めたのだ。
内容は紹介したURLをクリックすれば見られる。
若い彼等が人間として復活するために「沈黙を破り」、発言して、行動に結びつけたのだ。これは彼等を追いかけ、沢山の映像と画像を発表し、世界に問い掛けた、土井敏邦監督の功績でもある。
翻って我が国、日本はどうだろう。
太平洋戦争が終わった時、生き延びて帰還した元日本兵は、長い間沈黙を守り、残された時間が短い今になって語り始めた人もいる。また、何も語らず黙って墓場まで持って行った人もいる。
どれだけ月日が経っても言葉に出来ない経験。人間が怪物にならなければ生きて行けない世界だったのだろうと思う。
今も昔も変わらない、戦場に赴き「残酷な任務を成し遂げよ」と命令されるのは、若い名もなき兵士達。命令するのは権力を握る者達。
だからこの映像を一人でも多くの人に観て欲しい。怪物ではなく、人間として生きようとした彼等の姿を、見つめて欲しい。
「護憲+コラム」より
パンドラ
http://doi-toshikuni.net/j/bts/
2000年、イスラエルからパレスチナへ派遣された若い軍人達が帰還した時、「沈黙を破る」というグループを作った。
2000年から7年間彼等を追いかけ、撮り溜めた沢山のビデオ映像を元に、土井敏邦監督が制作したドキュメンタリー映画である。
上記URLの映像の表紙に「考えるのをやめたとき、僕は怪物になった」と書いてあるように、彼等はパレスチナに派遣され、軍人として、現地での恐ろしい、悲惨な状況を見て、眼の前で繰り広げられた出来事に加担して、次第にその状況にも慣れていった。
しかし、その時パレスチナで起きていたことを、日本人の゙映画監督に心を開き、インタビューに答え語り始めたのだ。
内容は紹介したURLをクリックすれば見られる。
若い彼等が人間として復活するために「沈黙を破り」、発言して、行動に結びつけたのだ。これは彼等を追いかけ、沢山の映像と画像を発表し、世界に問い掛けた、土井敏邦監督の功績でもある。
翻って我が国、日本はどうだろう。
太平洋戦争が終わった時、生き延びて帰還した元日本兵は、長い間沈黙を守り、残された時間が短い今になって語り始めた人もいる。また、何も語らず黙って墓場まで持って行った人もいる。
どれだけ月日が経っても言葉に出来ない経験。人間が怪物にならなければ生きて行けない世界だったのだろうと思う。
今も昔も変わらない、戦場に赴き「残酷な任務を成し遂げよ」と命令されるのは、若い名もなき兵士達。命令するのは権力を握る者達。
だからこの映像を一人でも多くの人に観て欲しい。怪物ではなく、人間として生きようとした彼等の姿を、見つめて欲しい。
「護憲+コラム」より
パンドラ