老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「政治的?」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ@東京新聞コラム「風向計」)

2015-07-16 14:26:47 | 社会問題
東京新聞・本日付、テレビ面のコラム「風向計」から転載します。

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「政治的?」
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(クリエーター)

 先日、安倍内閣の支持率を、ようやく不支持率が上回った。「ようやく」というのは私感だし、それでもまだこれほどの僅差なのかと呆れるのも私感だが、同意見の方が多いと信じている。「支持」と「不支持」、それぞれの「熱量」を測ることができるなら、その差は一目瞭然ではと思うものの、これも私感だ。いちいち書き連ねることはしないが、”こんなこと”ばかりしていたらどう考えても支持率は落ちる一方だろう。

 見切り発車で巨額を投じ、非難されることしきりの新国立競技場の件、「どうするんだコレ」と、友人たちと話していたところ、一人が「もしかしたら最初から出来レースで、突然安倍総理が”こんなことに国民の税金を使ってはいけないとかなんとか言い出し、支持率を回復しようという計画ではないか」との推論を展開し、”やりかねん”と頷いた。

 このコラムで政権に触れることは避けてきたのだが、触れないのも不自然な世の中だ。たまにそうした領域の意見をツイッターで呟くやいなや、「あなたには政治的な発言はしてほしくなかった」だの「創作家は政治に言及すべきでない」だのと批判される。そうしたツイートを読むと自身の立場が相対化され、不安になるのかもしれない。しかしもう、そんなこと言ってる場合ではない。「政治的」などではない。「社会的」なだけだ。皆さんと同じである。
++++++++ ここまで ++++++++

たしかに創作家、漫画家、作家、芸術家、音楽家、俳優など文化・芸術的な仕事の方は政治的な話題を避ける傾向にあります。それは表向き「政治ネタはカッコ悪い」といいつつ、その立場・収入の不安定さから波風を立てたくないという思いもあるのかなぁ、と。

それでも、ケラリーノさんのような方、若い世代の方々さえも「このまま暗黒政治になったら、文化も社会もあったもんじゃない」と感じるほど、安倍政権のやり方が危険で間違っているのだと思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
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「安保関連法案・強行採決」7/15国会前抗議デモ

2015-07-16 12:25:44 | 集団的自衛権
昨日、衆議院特別委員会での「安保関連法案」強行採決に抗議するために、国会前デモに参加しました。

少し早めに着いたので、まずは既に始まっていた官邸前デモに参加。「戦争法案 廃案廃案」「安倍晋三は今すぐ辞めろ」など、数十人と共にコール。そうする間にも、最寄の地下鉄出口や向かいの交差点から、参加者がどんどん集まってきます。

6時半を過ぎたので、メイン会場の国会正門前に行ってみることにしました。凄い人の波で、思うように進めません。

大勢の警察官が交差点でロープを手に「メイン会場は一杯なので、向こう側には行けません。右に折れて別のエリアに行ってください」と誘導しようとしていましたが、今回ばかりは皆さん(私も)いつも程従順に従おうとはしません。信号が青になると、静かに、決然とロープの隙間からメイン会場に通じる横断歩道を渡りました。

渡った先でもメイン・エリアに行けないように歩道を通行止めにしていましたが、脇の土手の道に上がって、どんどん先に進んで行きました。

メイン・エリアでは、学生さんのコールに合わせて、集まった人たちがリズムに乗って熱く声を上げています。

「憲法 守れ」「国民 なめるな」「民主主義って 何だ」などの他に、「あべは辞めろ」というひと際大きなコールや、「自民党って何か感じ悪いよね」という少し間延びしたコールも。

若者、子供連れ、私たち世代が入り混じり、正門前には車道にはみ出す広場のような場が出来上がり、怒りと熱気と若干のユーモアも混じった素敵な空間が生まれました。

昨日の参加者は、最終的に10万人に達したとのこと。私たちは元気。全然諦めていない。安保関連法案は今日間もなく衆議院を通過すると予想されています。でも、「三連休で治まるだろう」という安倍首相の思惑とは違って、国民の怒りは益々大きく強くなるばかりで、安倍政権は、違憲法案強行採決の代償の大きさを、いずれ知ることになるでしょう。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
コメント (2)
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