老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「尊厳死法制化の動き」について

2013-02-23 17:28:39 | 社会問題
雨宮処凛さんの「尊厳死法制化の動きと、その裏にあるもの」についてのコラム、・・・3回シリーズですが、唸りました。

つい2、3日前に70歳位の方お2人と、ここに書かれているような会話をしたばかりだったのです。

「管につながれた状態で生きていたくない」。
健康な時はついついそう思いがち。
でも弱い立場の人に「迷惑をかけてまで、生きていてはいけないのではないか」というプレッシャーをきっと与えてしまうと思う。
そしてそれは自分が弱い立場になったときにはねかえってくる。

個人の意思を尊重するのと、それを法制化するということは違うのに巧妙に溝を埋められていくようで怖くなりました。

(その1)http://www.magazine9.jp/karin/130206/
(その2)http://www.magazine9.jp/karin/130213/
(その3)http://www.magazine9.jp/karin/130220/

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
コナシ
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反りが合いそうもない日米首脳

2013-02-23 10:54:20 | 安倍内閣
いよいよ日本時間の23日未明に安倍首相とオバマ大統領の初会談が行われる。夫々の2期目の就任・所信表明演説から観ると、2人の政治理念や信条は合わないような感じがする。

オバマ大統領の就任演説はリベラルな立場から、主に国民の自由と平等及び人権に関する普遍的な理念を国民に再認識させようとする内容であったのに対し、安倍首相の所信表明演説はデフレ脱却(アベノミクス)がメインで、対中外交(尖閣問題)、対韓外交(竹島、慰安婦問題)、防衛(憲法改正、集団的自衛権)、特に人権(従軍慰安婦問題)問題についての持論は一切封印した内容であった。

その後安倍首相はそれらは本予算の施政方針演説で述べると言っているが、どうも政治理念と信条が違うオバマ大統領との日米首脳会談前には封印しておきたいというのが真意ではないかと思われて成らない。

安倍首相の従軍慰安婦に関する持論は以前にアメリカのメディアから非難されているとおりであり、オバマ大統領の人権に対する理念とは全く相容れないことは明らかである。またGHQが起草したと言われる日本国憲法を踏襲して、戦前の教育勅語を廃して造られた旧教育基本法を改正した安倍前首相を、弁護士出身で米国憲法を熟知しているオバマ大統領はどのように観ているのであろうか。

TPP問題や日米協調の問題は両国政府を代表して大人の議論が成されたとしても、リベラル対非リベラルという個人的な政治理念や政治信条では反りが合わず、それが今後の対中(尖閣)、対韓(竹島)、対北朝鮮(拉致被害者)問題でぎくしゃくを招き、安倍首相が望む二人三脚とは行かないのではあるまいか。

もし安倍首相が対米外交、北東アジア外交でリーダシップを取りたいのであれば、オバマ大統領が国内の軍産共同体に遠慮して言い出せない米朝平和条約交渉を朝鮮戦争当事国で進めるべきことを進言して、背中を押してあげることである。そうすれば対中(尖閣)、対韓(竹島)、北朝鮮(拉致被害者)問題も6者協議の中で平和的に話し合われ、その経過と結論は米国とロシアが担保してくれるはずである。

今やロシアとの北方領土問題を除いて上記の問題は1対1での話し合いで解決するのは難しい状勢であるだけに、日本の採るべき起死回生の外交は何かということある。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
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