老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

今なぜ「山本五十六」なのか

2013-01-07 10:06:35 | マスコミ報道
ちょっといいドラマ(映画)でもないですが、今晩(1/6)9時より、ABCテレビで、特別企画テレビ初放送と名打って、「聨合艦隊司令長官、山本五十六(太平洋戦争70年目の真実)」と新聞の番組表にでている。

これは主演が役所広司ゆえ、1昨年封切られた映画の再放送であろう。その時も、なぜ今「山本五十六」の映画なのか、と疑問を呈した投稿をしたように思う。

今回も、今なぜ「聨合艦隊司令長官、山本五十六」のテレビ放送なのか分からないが、山本五十六は太平洋戦争開戦の張本人であり、生きて終戦を迎えていればA級戦犯として絞首刑は免れなかったであろう。幸か不幸かブーゲンビル上空で米軍機に待ち伏せ攻撃され戦死したことが、戦後彼を美化・英雄視し、このようにいつまでも映画化される結果になっているように思われてならない。

仮に絞首刑になっていれば、ここまで美化・英雄視されることはなかったのではあるまいか。日本人は山本五十六の映画を武勇伝と観るか、ほろ苦い映画とみるか、はたまた戦争礼賛映画と観るか、反戦映画と観るか、どちらが多いのであろう。国防軍を唱える安倍首相になっただけに、テレビでの再放送も気になるところである。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術」より
厚顔の美少年
コメント (2)
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