9日の中部電力の株価は先週の菅首相の浜岡原発の一時停止要請発言を受け、先週終値1766円から最高で245円安、終値で182円安の1584円で引けた。東証一部の値下がり率トップである。市場は「浜岡原発の一時停止は中部電力の経営にはマイナス」と判断したなによりの証であろう。
例えば1000株所有していた個人株主は菅首相の唐突な発言により、1日で182000円の含み損が発生したことになる。大株主のM生命保険会社は4266万株、N生命は3444万株所有しているから、9日一日で約77億、63億の含み損が発生したことになる。大多数の国民は生命保険を掛けているはずであり、それだけ保険契約者への支払い能力が毀損したと言うことである。
この日の自社株の値下がりを、中部電力首脳も戦々恐々と見守っていたと想像できる。前場で245円安の1521円になった時には株主は基より経営陣も顔面蒼白となったのではあるまいか。何れにしろこの株価が6月の株主総会までに回復しなければ総会はおおもめであろう。
しかし、この値下がりは経営者には何の責任もない。問題は当面中電に株価を元に戻す経営方法がないとなれば、原発停止の政府方針受け入れに伴う政府へのあらゆる不利益の救済交渉努力が問われるのであろう。
一方取締役会も政府への不利益救済要望の経営努力とその結果を市場に評価して貰うしかないとの判断したことが、社長の記者会見に表れていたようである。また社長の記者会見後の海江田大臣や菅首相の発言にも社長の要請に呼応するようなコメントが見られた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110509-OYT1T01000.htm
以上のように三方両得(浜岡原発の危険回避、政府要請の実現、一時停止による中電の不利益救済)の方向で進展しそうである。これで10日の中電株価も今よりは悪くならずにいくらか回復するのではあるまいか。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
例えば1000株所有していた個人株主は菅首相の唐突な発言により、1日で182000円の含み損が発生したことになる。大株主のM生命保険会社は4266万株、N生命は3444万株所有しているから、9日一日で約77億、63億の含み損が発生したことになる。大多数の国民は生命保険を掛けているはずであり、それだけ保険契約者への支払い能力が毀損したと言うことである。
この日の自社株の値下がりを、中部電力首脳も戦々恐々と見守っていたと想像できる。前場で245円安の1521円になった時には株主は基より経営陣も顔面蒼白となったのではあるまいか。何れにしろこの株価が6月の株主総会までに回復しなければ総会はおおもめであろう。
しかし、この値下がりは経営者には何の責任もない。問題は当面中電に株価を元に戻す経営方法がないとなれば、原発停止の政府方針受け入れに伴う政府へのあらゆる不利益の救済交渉努力が問われるのであろう。
一方取締役会も政府への不利益救済要望の経営努力とその結果を市場に評価して貰うしかないとの判断したことが、社長の記者会見に表れていたようである。また社長の記者会見後の海江田大臣や菅首相の発言にも社長の要請に呼応するようなコメントが見られた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110509-OYT1T01000.htm
以上のように三方両得(浜岡原発の危険回避、政府要請の実現、一時停止による中電の不利益救済)の方向で進展しそうである。これで10日の中電株価も今よりは悪くならずにいくらか回復するのではあるまいか。
「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔の美少年