老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

ガイドナー長官、中国を訪問

2010-10-26 20:53:11 | 安全・外交
先日のG20財務相・中央銀行総裁会議を終えた米ガイドナー財務長官は中国を訪問し副首相と会談したらしい。
http://www.asahi.com/international/update/1023/TKY201010230226.html

財務長官の訪中であるから、主要議題は為替問題と貿易不均衡問題を二国間で話し合うことであろうが、今回ガイドナー長官はでっかいお土産を中国に持参したことは間違いない。それは日本がイランで持っていた石油掘削の権益を日本に放棄させたということである。後はその権益を中国が得るようになることはイラン政府が認めているとおりである。

石油は産業の血液であり、イランの石油利権を手にすれば、中国はそれに見合う為替レートを引き上げても基本的には辻褄が合う勘定である。中国もイランの石油はいらんとは言わないであろう。

一方、米国にイランは核開発疑惑があり経済制裁が必要だと石油権益を放棄させられ、代わりにクリントン国務長官に尖閣の防衛に米国は関与するとの飴を持たされて帰ってきたのは前原外相である。

日本に代わって中国が石油利権を得たらイランの経済制裁になるとでも思っているのであろうか。結果イランの核開発阻止どころか、中国はイランの石油利権を得れば軍事力をより強くでき、日頃中国の軍拡を批判していながら、実質は中国の軍事力増強に手を貸していることが前原大臣は分からないのであろうか。

今回のG20会議の内容といい、菅内閣は米国の手のひらで踊らされている。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年

コメント
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