老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

全ての子どもに「子ども手当て」を

2010-03-01 11:11:09 | 民主主義・人権
知人が「里子/里親・人間の」と題したブログをしている。この方は、里親さんをしていらっしゃる。

http://atagobo.blog24.fc2.com/

そのリンク先のブログを時々拝見しているが、そこで見てビックリしたのは、親がいない子どもには、「子ども手当て」が支給されない、ということだった。また親が服役中だったりしても、受け取れないし、親に虐待されて里親が育てている場合は、支給を受け取るのは虐待した親だったりするらしい。

http://satooya-renrakukai.foster-family.jp/

なんと言うことだろう。児童養護施設を出るとき渡される支度金というのは、微々たるものらしい。もし、そういった子どもたち自身に、この手当てが支給されたら、そしてきちんとした管理のもとに積み立てられたら、社会に出て行くときに、どんなに助けになることか。

私たちは知らずに済ませてしまうことが多々ある。しかし、知ってしまったら…そして、子どもや社会に声を挙げにくい人たち、また少数者が明らかに不利益をこうむる場合は、より敏感にその声を取り上げていかなくてはならないと思う。

「親のない子にも、子ども手当てを!」本当にお金の必要な人のところに、私たちの税金は使われるべきだ。

「子ども手当て」の話とは離れるが、おふたりのブログで最も胸を抉られたのは、この言葉だった。

「わたしは一度くらい家庭で育ってみたかった。人生の一度くらい、ほんのちょっと家庭で育っても天罰は下らないと思いたかった。」
「神様、親が育てられない全ての子どもに、幸せな家庭をお与えください。」

この国の大人たちは、親を失った、親が育てられない、というつらい状況にある子どもたちに、私を含めて何をしているのだろうと、刃を突きつけられる。

「護憲+ブログ」より
コメント (1)
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