老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

グローバリズムの歴史を紐解く

2008-08-08 11:07:52 | 憲法
くぬぎ林さんのコラム拝見。憲法9条の死守という原則論には、全面的に賛同いたします。

思えばアメリカの日本遠征=ペリー提督の率いる黒船の来航は、当時のエネルギー資源であった捕鯨基地として日本の役割が重要だったからでした。当時からアメリカは、日本の捕鯨と異なり、鯨の油にしか興味はなく肉の部分は捨てていたといいます。歴史家の大江しのぶ先生の著書によれば、ペリー提督が遠征の目標にしていたのは、15世紀に開始されたコロンブスの海外進出だったということです。

こうした初期のグローバリズムの歴史を紐解けば、アメリカという国は資源の獲得のために何でもやりかねない国家でした。それは「テロとの戦い」という名目でイラクに攻め込んだ現在にまで継続しています。

憲法9条を起草したGHQ(マッカーサー)の意図は、太平洋戦争にいたる第二次世界大戦の終結という、ほんの一瞬に生まれた「平和への希求」だったかもしれませんが、産業革命の継続的な野心を引き継ぐ「コロンブスの東方進出」=グローバリズムへの、歴史的な本能を忘却させる平和への願いだったと思います。

「循環的な文明」が求められていると思います。

「護憲+BBS」「コラムの感想」より
名無しの探偵
コメント
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