老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

生活防衛=ガソリンスタンド探索

2008-03-27 17:39:59 | 暮らし
今日(3・27)の各報道を見ると、4月1日から暫定税率が廃止される可能性が高くなって来たと報じている。まさに政府与党の法案が一時的にしろ廃案若しくは否決されようとしているのである。これぞ参議院の議席数が与野党逆転したことによる、夢のような成果である。

処で暫定税率継続派の政府与党や全国知事会やガソリン業界からは、暫定税率が廃止されれば国民生活が混乱するとか、減税のタイムラグの関係から4月1日から25円安くなるとは限らないとかの声があがり、更には4月から安くするなと闇カルテルを強要するような大手元売り会社まであるようである。

これについて新党日本(田中代表)は、「そのまんま自民党な全国”痴痔”会」と題したコラムで、次のように的を射た発言をしている。
http://www.love-nippon.com/daihyo_M2008.htm#116

『長い物に巻かれる体質の知事会は、「安値のガソリンスタンドに人々が殺到してパニックになる」と責任を野党に押し付け、元売り最大手の新日本石油も、3月31日迄に仕入れた在庫は25円高で販売せよ、と系列給油所に支持する始末です。呵々。斯くなる事態を防ぐべく既に野党は準備万端、25円安で販売した在庫分に関して差額を還付する混乱防止法案を21日に提出しているのです。責任は偏に、件の法案すら採決しない、脳死状態に陥った政府与党に帰するのです。』

上記コラムのように、仮にガソリン業界が4月より値下げをさせないように締め付けても、闇カルテルや再販価格の強要は法令違反であり、自由経済下では不可能である。一方生活防衛に敏感な庶民も嗅覚鋭くそのような店を探し出すものである。

先日某民放テレビ番組でもシュミレーションしていたが、1L=15KM走行の車で、従来1回の給油で30L×150円で給油しておれば、それが値下げで1L=125円になれば、往復60K先の安売りスタンドに給油に行っても採算が合うそうである。

そのような観点からであろうか、現在でも全国の安売りガソリンスタンドを口コミで網羅しているホームページがある。その地図上で県別に検索すると確かに再販価格に厳しい大手の系列スタンドは少ないようである。http://gogo.gs/

上記に記載されているようなスタンドは、暫定税率が廃止されれば4月1日から即時更に値下げするのではあるまいか。諸物価高騰のおり、庶民は情報を活用して生活防衛するしかない。これも生活の知恵である。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔の美少年
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アル・ゴアの「理性の奪還 The Assault on Reason」

2008-03-27 10:08:48 | アメリカ
「ルポ・貧困大国アメリカ」が10万部を突破したとか。これを内部告発したのがアル・ゴア「理性の奪還 The Assault on Reason」(講談社)と言えそうです。

ゴア氏は「ブッシュ大統領は非常に明敏な人で、信仰が本物だあることは疑いない。この信仰を基盤とした政策の実態は、国民の財産を奪い、これを富裕な特権階級に可能な限りあてがおうとするアメリカ史上例のない過激なものである」と厳しく批判し、1日4時間もテレビの前に座って一方的に情報を受け入れるだけの国民は、催眠術にかかった鶏のように、「テロとの戦い」を口実になされる電話の盗聴、テロリストの嫌疑をかけられただけで逮捕拘留され、その家族は息子や夫がどこに連れて行かれたかも知らされない状況を受け入れてしまっている、と指摘します。

その昔ポール・ヴァレリーが、第一次世界大戦の勃発によってヨーロッパの批判精神欠如を指摘したように、ゴア氏は風前の灯となったアメリカ民主主義を救うためには「理性こそアメリカというシステムの真の主権者であり、インターネットが結びつけるしっかりとした市民社会の構築を」と訴えています。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽」より
宮天狗
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