今年も残り少なくなってきました。でも、時の流れを止めることはできません。冬至を過ぎクリスマスを過ぎ、あと1週間もすれば除夜の鐘。早すぎますね。でもその日までに今夜を含めて未だ2回も忘年会が残っています。こんな歳になって何をやっているんでしょうね。
明日はクリスマス・イブです。まずはボチェッリのホワイトクリスマスをお楽しみください。
Andrea Bocelli - White Christmas - Live From The Kodak Theatre, USA / 2009
この1年を振り返って、ひとつの区切りとして私恒例の10大ニュースを並べてみました。成長したのか後退したのか分かりませんし、同じところをグルグル回っているだけかもしれませんね。ご覧いただいている皆さんにはあまり関係ないかもしれません(笑)。
【1】四国遍路3回目の満願
先月、四国八十八カ所遍路の旅ツアーで満願を果たして高野山にお礼参りに行ってきました。リタイアして7年が経過しますが、その間に3回巡ったことになります。1回目はバスツアー、2回目は1200キロをひたすら歩いて、そして3回目の今回は再びバスツアーでした。行く先々で四国の人と風景に囲まれて心豊かな時間を過ごしました。
【2】木次線トロッコ列車「奥出雲おろち号」の引退
今年4月、お墓参りのために帰省したとき初めて乗ったトロッコ列車「奥出雲おろち号」が11月23日、26年の歴史に幕を閉じました。来年からは、出雲~鳥取間で走っている山陰観光列車「あめつち」号が、木次線乗り入れ(出雲横田まで)と城崎温泉行きに運行区間を拡大するのだそうです。
【3】戦時下にあるウクライナの「国歌」を聴く
年の初めにウクライナ国立歌劇場の公演「KARMEN」を観ました。その後、夏のある日、ボンダレンコさん奏でる坂本龍一さんの曲の中にウクライナの国歌のメロディが流れていることを知って、妙にウクライナの国歌が気になり、YouTubeでいろいろ見つけては聴きました。君が代とは異なる民族の「心」「意思」を思いました。
【4】玉岡かおる著「われ去りしとも美は朽ちず」
昨年末から年初にかけて「帆神 - 北前船を馳せた男・工楽松右衛門 -」を読んだあと、何気に玉岡かおるのブログを覗いたら、大塚国際美術館の創設プロジェクトに関わった群像の物語として新刊「われ去りしとも美は朽ちず」が紹介されてありました。以後、西洋美術の世界を彷徨うことになりました。
【5】山本能楽堂の伝統芸能塾
講師は、観世流能楽師シテ方の山本章弘さん、人形浄瑠璃の竹澤宗助さん、下掛宝生流能楽師ワキ方の安田登さんです。能楽の歴史、能楽師の役割、囃子の構成、能面や装束のお話しなどお話しいただき、またお能の曲をみんなで音読したりしました。山本能楽堂ではこのほか、新作能「水の輪」2023~東洋と西洋の出会い」を楽しみました。
【6】「西行」との出会い
春の古本祭の選書のテーマは「西行」でした。東北やら四国に旅した際に西行の足跡にであったことがありますが、和歌に馴染みのない私にとっては別世界の人。その後、白洲正子の「西行」に出会い、能「西行桜」を観て、その人となりに淡い関心を寄せました。辻井喬「西行桜」も手にとりました。辻井喬さんが実業家・堤清二さんであることを知りました。
【7】連続テレビ小説“朝ドラ”
毎朝、出がける前になんとなく見てしまうNHKテレビの朝ドラです。連帯というコンセプトに惹かれた「舞いあがれ」、植物学者・牧野富太郎が主人公の「らんまん」はちょうど四国遍路と重なりました。そして今は「ブギウギ」が放映されています。来年1月7日から始まる大河ドラマ「光る君へ」もチェック済です。
【8】展覧会
今年も何度か展覧会に出かけました。祇園祭が終わった7月の下旬、京セラ美術館に「ルーブル美術館展~愛を描く」を観に行きました。10月下旬に東京に出かけた時には新宿にあるSOMPO美術館で開催中のゴッホ展「ゴッホと静物画~伝統から革新へ」、そして先日は大阪中之島美術館で開催中の「テート美術館展~ターナー、印象派から現代へ」を覗いてきました。
【9】老いを思う
雑誌ニュートン7月号の第2特集記事は「70歳の取扱説明書~前向きに老いるための」でした。いつも一緒に楽しく仕事をしている方の手の甲を何気なく見て、人の「老い」について考えたこともありました。私自身73歳になって自らの「老い」を思う1年でもありました。取説には「70歳はまだまだ若い。リタイア後も生産的な老後をすごそう」とあります。もう少し頑張らなければ。
【10】ふと思いついて出かけた小旅行
時々、数日間何も予定が無い時があります。そんなとき、ふっと出かけることがあります。それも数日前か前日です。ネットでいろいろ調べて空いている宿を見つけて出かけます。神戸三田のホテルフルーツ・フラワー、播州赤穂、先日は淡路島にも行ってきました。来年もおなじようなことをするんだろうと思います。
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先週もお話ししたように、このブログも明日24日で開設20周年を迎えます。他愛ないことをだらだら綴って20年です。公開以来お付き合いいただいている方、数年前からご覧いただいている方、最近になってお越しいただいた方など様々ですが、何百万とあるブログの中で、この拙いブログをご覧いただいている皆さまに感謝です。ありがとうございます。どうぞ、良いお年をお迎えください。