きょうは朝から忙しい土曜日でした。愛犬ゴンタ爺さんと朝のお散歩をすませると、お風呂場で身体を洗ってあげました。少し休憩して次に向かったのは歯科医さんでした。歯が痛むわけではないのですが、65歳の節目ということもあり、市役所の健康づくりの一環で歯の定期検診が促されています。市の補助も出るようなので、最寄駅近くの歯科医院にお邪魔しました。予想どおり、当分の間、通院することになりました。
その足で午後からは大阪城界隈のホテルであった支社の周年記念行事に向かいました。400名ほどのこじんまりした規模ですが、それでも久しぶりにお会いする方々が多い。パーティーでは、私のかつての上司の姿もありました。聞けば、職を辞して8年、70も半ばを迎えたのだと。それでもお酒好きは相変わらずで、安心しました。
ところで、先週の日曜日の昼下がり、庭掃除をしていると、きっきっと鳥の鳴き声がしたので見上げてみると、電線に見かけない鳥が止まっていました。さっそくカメラを持ち出してぱちり。画像をみても鳥の名前がわかりません。本棚から「野鳥観察図鑑」を取り出して、いろいろ調べてみますが、よくわからない。もういちど画像を確認すると、胸毛の模様と嘴の形に特徴があることがわかりました。もういちど確認します。どうやらモズのようです。「秋から冬は雌雄とも1羽ずつ縄張りをもち、木や電線上などの目立つところで尾を振りながら高鳴きをして縄張りを宣言する」のだとか。時々、庭のピラカンサのトゲに虫が刺さっていることがありますが、これもモズの仕業かもしれません。
野鳥にこだわるわけでもありませんが、先日、淀川河畔を歩いているとき、カモの群れが目にとまりました。秋になると飛来する野鳥が増えてきます。なんとも長閑なものです。
河畔で釣り糸を垂れる人がいます。本流では川上から仕事を終えた小舟が下っていきます。その昔、淀川が交通路であったことを思います。ここ大阪も、いよいよ秋深くなっていく今日この頃です。
そうそう、先日次男くんから、お嫁さんのご両親とご一緒にお食事会にご招待をいただきました。ご主人は島根の出身、ご夫人は大阪生まれ。私たちと同じです。少し歳上の団塊の世代。大阪の小学校では1学年20クラスあったというから驚きです。それが今は数クラスに減っています。
先日発表された厚生労働白書「人口減少社会を考える~希望の実現と安心して暮らせる社会を目指して~」によれば、①2060年には我が国の総人口は8,674万人に減少し、65歳以上人口割合は約40%になる②人口減少・少子高齢化は、経済、地域社会、社会保障・財政に影響を及ぼす③政府は「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」で人口減少に歯止めをかける、などとあります。
では、どうやって増やすのか。子育て支援の充実、そうですね。子供手当、そうですね。でも、何か大きなことを見失っているような気がします。一方でお隣の中国では、30年以上国策としてきた「一人っ子政策」の廃止を決定したのだとか。これって何か変ですね。子の誕生を国策で縛るなんてとんでもないことです。 あろうことか、監視組織をつくり、二人目ができようものなら強制中絶を迫るほどの権力をもっているのだとか。これも賄賂が横行する温床なのでしょう。おかしいですね。愚痴を言っても仕方ありません。高齢者の仲間入りをした私に何ができるか。考えてみたいと思います。
さあ、明日は「椿姫」をご鑑賞であります。