心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

堂島のWALTY Classical(旧ワルツ堂)さん、当面休業

2015-06-14 00:02:04 | Weblog

 「店主入院加療の為、当面休業させて頂きます。再開の目処が立ちましたら、シャッター面告知、留守電メッセージにて改めてお知らせ致します。大変ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します」。
 先日、大阪駅前第1ビルの地下街を歩いていると、WALTY Classicalさんのシャッターに、「重要なお知らせ」と題するこんな貼り紙がありました。お店を移転して何年経ったのでしょうか、まさに都会のオアシスになっていたワルティーさんです。残念なことです。

 このシャッター告知には、お店再開の予定を尋ねるお客のメッセージがふたつ。それに対するワルティーさんのお答えは「現時点では全く未定です」と。相当お悪いのでしょうか。いつものように店先の椅子に座って商品の整理をされていたご主人の、一日も早いご回復とお店の再開を願わずにはいられません。
 堂島地下の、今のお店より何倍も広い旧ワルツ堂からのお付き合いです。仕事帰りによく立ち寄っていました。当時は、新品のCDがメインで、クラシックからジャズまで幅広い品ぞろえが魅力でした。閉店バーゲンセールでは、両手にかかえるほどのCDを買って帰ったものです。その後、店の前を通るのが辛くて遠回りすることが多かったのですが、いつ頃だったか別の地下街を歩いていて、ふと現在のお店に再会しました。
 きょうは、1ヶ月ほど前にワルティさんで買った、マルタ・アルゲリッチの「ショパン・リサイタル」を聞きながらのブログ更新ですが、そのアルゲリッチについて、6月11日付き読売新聞は「天衣無縫の音楽奏でる指 ピアニスト マルタ・アルゲリッチ」と題する特集記事を掲載しました。
 今年の「別府アルゲリッチ音楽祭」では、チェロ奏者のミッシャ・マイスキーと、ショスタコービッチの「チェロ・ソナタ」を共演したのだとか。写真説明には「今は若い時より忙しい。弾くのは嫌じゃないけれど忙しすぎる。もっと時間がほしい」というアルゲリッチのコメントが添えてありました。
 ところで、話は変わりますが、今週は週の初め、東京は渋谷に出張しました。渋谷の街に詳しくなかったので、目標の会社に到達するのに少し戸惑いました。どうやら千駄ケ谷の方に迷いこんだようです。その際、街中に鳩森八幡宮という神社を見つけたので、お賽銭を供えて参拝しました。境内には、富士山を模した小さな「千駄ヶ谷の富士塚」(1789年築造)がありました。
 この日の出張は、30代後半の若いながら新しい事業に挑戦している男性にお会いするのが目的でしたが、30年早く彼にあっていたら私の人生、随分違っていただろうなあと思うほど、素敵な出会いをいただきました。これも、鳩森八幡宮のご利益かも。
 さてさて、6月第二週目の土曜休日は、我が家に新しいメンバーをお迎えしました。そう、次男くんがお嫁さん候補を連れて帰ってきたのです。歳甲斐もなく、朝からそわそわ。庭掃除をすませると、散髪屋さんで身繕い。昼前には長女一家も孫君たちを連れてやってきました。そんな休日の昼下がり来客をお迎えしました。同じ会社で、翻訳や通訳の仕事をしている素敵なお嬢さんでした。ついこの間まで、甘ったれの次男くんが、なんとも大人にみえてくるから不思議です。これまで理系人間ばかりだった我が家に文系人間が加わり、私にとっては援軍を得た気持ちです。家内とも話が合いそうで、ひと安心でした。
 総勢8名様。近所のレストランで楽しい食事会を催しましたが、今夜は孫長男くんが一人残って久しぶりのお泊りです。明日の朝は、ブルーベリーの実を摘んで食卓に添えることにいたしましょう。

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