心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

「南郷水産センター」を楽しむ

2015-05-10 09:07:13 | Weblog

 「立夏」を迎え、都会の街にも新緑が青々と萌える、そんな季節を迎えました。ゴールデンウィークの最終日は、シランが咲きそろった庭の草むしりに汗を流し、畑では野菜の芽摘みも終えて、その成長に期待が広がります。
 ところで、5月5日の子供の日は、孫君たちを連れて滋賀県大津市にある南郷水産センターに出かけました。孫君と約束していた魚釣りをするためです。
 琵琶湖のほとりにある南郷水産センターは「さかなと自然と人間とのかかわり」をテーマに漁業組合が運営しています。広い敷地内に、水産資料館のほか様々な釣り場や鑑賞池などが点在していて、大勢の親子連れで賑わっていました。
 孫君が最初に挑戦したのは「鮎のつかみ取り」でした。浅瀬に放たれた鮎を手掴みする醍醐味を味わいました。1人20分で300円。リリース禁止で、すべて買い取りになります。1匹300円。お婆さんは気が気ではありません。8匹で打ち止めでした。
 続いて、マス釣り。こちらは1竿100円。時間制限なし。でも、こちらもリリース禁止です。100g200円でのお買い上げとなります。大きなマス5匹を塩焼きにして美味しくいただきました。
 活きた魚を自分の手で触った経験のない孫君たちは、怖がるでもなく、魚を手づかみにしたり、釣竿で釣り上げたり。オタマジャクシに触ったり。楽しい一日になったようでした。
 この水産センターの横を流れるのが瀬田川です。洗堰があります。琵琶湖の水が、この河を通って宇治に至り、大阪府民の母なる川、淀川に合流し、大阪湾に注ぎます。その水量を調整するのが、瀬田の洗堰の役目です。
 近くには、「唐橋を制するものは天下を制する」と言われ古来より交通・軍事の要衝として知られる「瀬田の唐橋」があります。紫式部が源氏物語の構想を得た所として知られる「石山寺」があります。機会をみて、ハイキングで歴史の跡を散策したいと思います。

 というわけで、今年は5連休のうち2日間を外出し、残り3日間は自宅でのんびりと過ごしました。そして職場に復帰したその日からは、いつもどおりドタバタ劇です。それでも昨日は、大阪・梅田で開かれた同業他社の仲間とのお勉強会。恒例の懇親会も盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。
 そうそう、お勉強会の前に、久しぶりに大阪駅前第一ビルの地階にあるクラシック専門の中古CD店WALTYさんを覗きました。先客が数名、静かに物色されていましたが、BGMが静かに流れるこの空間が私は大好きです。内田光子さんの「シューベルト ピアノソナタ第7番・3つの小品」、マルタ・アルゲリッチの「ショパン・リサイタル」のCDを手にしました。
 久しぶりの日曜朝のブログ更新は、お二人のピアノ曲を聴きながらの作業です。マルタ・アルゲリッチのCDは、若い頃にLPレコードでよく聴ききましたが、今回はCD音源をリッピングしてHDDに保存して、PCオーディオで聴いています。これも時代の流れでしょうか。

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