心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

草木の芽生えに生命の力を思う

2014-04-13 09:01:28 | Weblog

  きょうは少し肌寒い朝を迎えました。愛犬ゴンタとお散歩にでかけると、桜の花はいつの間にか散っていて、若葉がのぞいています。春を迎えた草花も、いったん小休止ということなんでしょう。そんななか、ライラックの花が、いよいよ開いてきました。
 昨日は午前中、春の陽を全身に浴びて、久しぶりに畑仕事をしました。この春はカブが食べ切れないほど出来て、それを放置しておいたら、いつの間にか菜の花畑になっていました。そろそろ次の作物を植えなければならないので、一本、また一本と引き抜きながら、しかし全部抜いてしまうのがもったいなくなって、途中でやめました。畑を耕すのはもう一週間遅らせましょう。
 そんな土休日の午後は、PCオーディオまわりの整理をしました。といっても、これまで部分的に繫いだり外したりしていた接続を最適な形で固定しただけです。BGM代わりに楽しむときは、アンプを介さず、パソコンとUSB DACをメインに、スピーカーもBOSEのアクティブスピーカーを繫ぎました。歳をとったからでしょうか。肩肘はらず自然に音楽の中に身をおくことができます。これだけなら本棚に載る程度の大きさになります。窓を開けて、春の空気が充満した部屋に美しい音の世界が広がります。もちろん、旧来のシステムで楽しむできるように簡単に接続変更を可能にしました。これで当分、私の音楽空間は落ち着くのでしょう。
 さっそくLP「グレゴリオ聖歌集(第1巻)」に針を落としてみます。妙な音圧もなく、自然に耳を和ませてくれます。第1集「待降節と降誕節」、第2集「聖母マリアの祝日ほか年間の聖務日課など」。「第2巻」の第1集「復活祭」、第2集「聖霊降臨祭」。わたしはクリスチャンではありませので、意味はわかりませんが、それでも大聖堂に響きわたる聖歌隊の澄み切った歌声に心の安らぎを覚えます。ミュンヘン・カペラ・アンティカ聖歌隊、指揮はコンラート・ルーラントでした。LPレコードを聴きながら、並行してデジタル化をすることも忘れません。
 そういえば、ここ数週間、孫君たちに会っていませんが、先日、長女からピカピカの小学1年生になった孫長男君の写真が送られてきました。嬉しそうに制服を身に着け帽子を被った長男君が次男君と一緒に映っています。仲良し兄弟です。いよいよ長男君も小さな第一歩を歩み出したということでしょう。
 そうそう、先日帰宅すると玄関口にある水槽の壁面に、プレコ君が大きなお腹を見せて私の帰りを歓迎してくれました。我が家に来たのは2年前。水槽のお掃除屋さんです。5センチほどの小さなプレコ君でしたが、今やこんなにも大きくなりました。
 春を迎えて、すべての生き物が動き出していくのを実感します。生命の力というのは予想をはるかに超えて存在しています。それを季節の移り変わりで実感する。やはり四季はメリハリがあって良いですね。この微妙な環境の変化が、知らず知らずのうちに内面を動かす。それが次の大きな躍動感に繋がっていく。人生の楽しさって何?と問われれば、結局こういうことなんだろうなあと、愛犬ゴンタ君と日向ぼっこをしながら思ったものです。

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