心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

情けないお話

2008-11-23 10:01:44 | Weblog
 少しひんやりとする日曜日の朝、愛犬ゴンタと落葉を踏みながらお散歩をしました。朝靄のなかに薄っすらと朝日が輝く、そんな風景に二人見いってしまいました。さぁ、休日の朝は、まずブログ更新と行きましょう。きょうはドビュッシーのピアノ曲にレコード針を下しました。
 さて、先週も週の半ばに東京に出かけていました。帰阪した翌日、つまり一昨日の夜は宝塚で会合、そして昨日の土曜日は大阪城を望むビルの一画で開かれたシンポジウムに参加して、1週間を終えました。一見、元気に飛び回っているようですが、実は必ずしもそうではないのです。歳なのでしょうか。
 まず、東京出張の朝は急に寒くなったので今年初めてコートを着て出発しました。翌朝、颯爽とホテルを出発して、少し寒い??あれ?そうだ、コートを着てきたんだ。でも、着ていない。へんだな。あ、そうだ。新幹線の棚に置いたまま降りてしまった。(-_-;) 少し時間に余裕があったので、東京駅八重洲口中央のJR西日本の落し物コーナーを覗いてみました。降車した新幹線番号と号車、そしてコートの色を伝えて数分、係員の方が大事そうに腕にかかえて持ってきてくださいました。JRの好感度アップ。諦めていた自分が恥ずかしい。そんな思いがしました。
 帰阪の翌日、宝塚に行きました。宝塚南口というメモをもって職場を飛び出していきました。阪急梅田駅から宝塚線に飛び乗って30分。終点の宝塚駅に到着し、南口を探しますが見当たらない。駅員さんに聴いてびっくり。宝塚南口とは駅名のことで、阪急今津線の宝塚駅の次の駅。これには少し慌てました。ひと駅乗ってぎりぎりセーフとあいなりました。
 この日は、それだけではありませんでした。少しお酒も入っての帰り道。今度は阪急今津線に乗って西宮北口駅で神戸本線に乗り換え梅田駅に到着すると、今度は地下鉄御堂筋線です。改札口を通ってホームを見ると電車が来ている。しめたとばかりに電車に飛び乗りました。??何か変。お化粧の匂いが漂う妙な雰囲気。気がつけば、周囲はお勤め帰りの女性客ばかり。女性専用車両でした。ドアの近くで一人小さくなって次の駅を待ちました。(-_-;)
 最近、限られた時間、神経を集中させることが得意になった反面、その緊張感が解けたあとの落差が大きくなったような気がします。やっぱり齢のせいでしょうか。それとも、緩急の幅がだんだん狭くなり、最後には立ち上がれなくなる?これも怖いお話です。
 ともあれ、久しぶりの連休ですから、この2日間、何も考えず、だらあっと、ゆったりとした時間を過ごすことにいたします。そうそう、先日、東京に行った際、神保町に立ち寄りました。時間がないので1軒だけと決めて入ったのは、老舗の音楽専門店「古賀書店」さんでした。たくさんの楽譜本、音楽関係本の中からグレン・グールドの本を見つけて大阪に帰りました。きょうは、グールドの曲を聴きながら、この本を眺めることにいたします。
 
(注)写真は、昨日のシンポジウム会場から眺めた秋の大阪城界隈の風景です。右に大阪城の天守閣が、左には大阪ビジネスパークが見えます。部屋の蛍光灯が映ってしまいました。
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