心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

夏、太陽エネルギー、扇風機

2007-08-05 09:49:42 | Weblog
 このところ、朝早く目が覚めます。昼間とはうって変わってひんやりとした空気が好きです。三方の窓は網戸をして開けっ放しですから、蝉の合唱とともにお目覚めということになります。そんな気持ちの良い朝に、ベットに横たわったままで読みかけの本を眺める。そう、1時間ほどはじっくりと本とにらめっこです。少し難しい本も、すんなりと理解できるのは、気のせいでしょうか。
 ところで、ひょんなことで昨日は、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットに行ってきました。太陽エネルギーを使ったソーラーカーの耐久レースがお目当てでした。若い方々が技術とチームワークを競うこのレース、かれらの額の汗が輝いて見えました。それにしても、ソーラーカーがこんなにも早くスムーズに走るとは思いませんでした。まだまだ改良の余地はあるとしても、いずれガソリン車にとって代わる時代がやってくることを実感した1日でした。
 会場の一画には、簡易なソーラー電池を使った工作教室があって、子供たちに混じって扇風機づくりを楽しみました。おもしろいことに、単3型電池ほどの大きさの木製円柱の一方にアルミ板をつけ、それに電線を繋ぎ、その先にソーラー電池の端子を結ぶ。もう一方を扇風機の端子に繋ぐ。そして太陽に当てると軽快に扇風機が回るという仕組みです。文系人間にとっては何とも不思議な、光のエネルギーを動力に変換することの原理のようなものを身をもって体験しました。
 扇風機といえば、わたしの部屋で回るこの扇風機は、わたしが社会人になった年の夏に購入したものです。SANYO製EF30HMという機種なのですが、もう30数年を過ぎます。3人の子供たちも、この扇風機の恩恵を受けて育ちました。大きくなると、羽根にウルトラマンのシールをベタベタ貼っていた時期もありました。それも、いまはきれいに洗い落とし、ときどき油もさして現役続行中。さすがに居間には最新型が鎮座していますが、わたしの部屋では今も支障なく働いてくれています。ものを大事にしようなんて言うつもりはありません。古くなればなったで、いとおしく手放せなくなる。わたしとってはLPレコードと同じです。
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