心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

師走のひとコマ

2005-12-11 14:51:39 | Weblog
 急に寒くなってきました。来週はもっと寒くなると天気予報は言っています。温かい布団の中でぐずぐずする季節を迎えました。
 そんな寒さもどこへやら、きょうは町内会の「餅つき大会」でした。朝早くから近くの公園から子供たちの歓声が聞こえてきます。家内も婦人会姿で参戦でした。そんな楽しそうな歓声に誘われて、里帰り中の娘とわたしも仲間入り。慣れない手つきで餅つきに汗を流しました。出来たてほやほやの善哉、焼餅、黄粉餅をいただきながら、同じ街に暮らす大人と子供が入り混じって餅つき大会に興じることの大切さをしみじみ思いました。塾のアルバイト学生が生徒を殺傷するという京都での痛ましい事件があったばかりですから、余計にそう思ってしまいます。
 終戦を境に、日本は、それ以前の価値観を無批判に捨て去ろうとしました。上からの押し付けを嫌い、自由・民主・個人主義への道をひた走ってきました。決して間違ってはいない選択なのですが、ひとつだけ置き忘れてきたものがあります。それは、お互いに目を見つめあい、行動を共に出来る『共感』という言葉ではないでしょうか。特に都会地では、隣近所のコミュニケーションがめっきり少なくなってきました。そこにTVゲームが追い討ちをかける。現実と仮想世界の区別ができなくなる。悲しいことです。
 ところで、我が家では昨日今日と、家族全員が勢ぞろいしました。年に何回かしか帰省できない長男君が帰ってきたからです。今回はひとり人数が増えました。家族みんなで温かくお迎えしました(^^♪。ことしの年末休暇には、遠くで暮らす長男君のお家を訪ねていく計画を立てています。いつも仕事に追われているという彼がどんな街でどんな方々と生活をしているのだろうというわけです。うまく格安航空チケットが入手できたので、長女夫妻と共に小旅行の気分です。まぁ、親ばかというか姉ばかというか、これも家族の絆の表れということにしておきましょう。

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