心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

不思議なサティの世界

2005-07-03 11:40:56 | Weblog
 今年は雨不足かと覚悟していたのですが、ここに来てやっと梅雨らしい季節になりました。今朝は、朝早くから町内会の「お掃除の日」。でも、それは家内に任せて惰眠をむさぼる休日の朝でありました。
 こんな憂鬱な日には、エリック・サティのピアノ曲がお似合いです。しとしと雨が降るような、ときに大降りになったり、小降りになったり。とにかく1週間の疲れを癒すだけの時間。何も考えず、ただただ時間がすぎていくのを眺めている。そんな私がいます。そう、ここ1週間は毎日のように採用面接に明け暮れました。いろいろな人のいきざまを追いながら、人の人生を思いました。それが私には大きな重荷だったんでしょうか。
 それにしてもサティの曲名って面白いですね。「本当にぶよぶよした前奏曲」「あらゆる意味ででっちあげられた数章」「ひからびた胎児」「官僚的なソナチネ」「三の逃げ出させる歌」。サティがどんな人物であるのか知らないけれど、ときたま思いついたように聞く曲です。手持ちのCDピアノ全曲は輸入版なので詳細不明。落ち着いたら一度、文献を紐解いてみることにいたしましょう。
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