ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

オコゼ

2007年05月25日 | 魚の話

Photo_334 梅雨入りも近づいたのだろうか、一日雨が降り続いている。風もなく、真っ直ぐに降りしきる雨で、とても潔い気がする。
まな板のオコゼには、この雨がうっとうしいというような顔をしている。いや、晴れていてもうっとうしい顔をしているのかもしれない。それにしても、不細工な顔立ちの魚だ。梅雨時になると、美味しくなるのが、このオコゼ。背ヒレに棘があり、毒を持っている。岩場で間違えて踏んでしまったりすると大事だ。毒があるような魚は実はとんでもなく旨い。刺身にしようか唐揚げにしようか、ここはイタリアンだからアクアパッツァにしようか、合わせるワインは何にしようか、気持ちは晴れ晴れとさせてくれる魚だ。みてくれも忘れてしまう。さながら、醜女の深情けといったところか。

※本日のお魚料理
竹岡産スズキ、北海道産カサゴ、青森産ソイ、三陸産花鯛、北海道産オコゼ、鹿児島産オジサン

コメント
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