ワイン通ともなると白ワインのシャルドネを敬遠する。
ABCという合言葉さえある。
Anything But Chardonnay=シャルドネ以外のものを飲ませろという意味である。
白ワインといえばシャルドネがあまりにも一般的でシャルドネはワイン通が飲むものではないという意味だ。
暑い夏ともなると、ワイン通ならずとも、樽熟のシャルドネよりも、すっきり系のワインが欲しい。
そこで、シャルドネでも夏向きのものがある。
イタリア・マルケの“ヴェレノージ・シャルドネ”(ヴィッラ・アンジェラ・シャルドネから名前が変わった)は、樽熟ではないシャルドネで、リンゴ酸が豊富なスタイル。
オーナーのアンジェラさんが、完熟のシャルドネの粒を選んで収穫し、丁寧に熟成させたもの。
ABCを唱えるワイン通にもおすすめしたい夏向き白ワインである。
※今日と明日のクアトロは連休させていただきます。
クアトロにレ・コルティのキャンティが入荷。
レ・コルティは、ローマ法王を2人も輩出し、トスカーナ地方の貴族の中でも
格上に位置づけられる名門コルシーニ侯爵家が営んでいる。
レ・コルティが600年以上前から所有している最良の畑は、キャンティ・クラシコ地区の中でも最古の一つで、サン・カッシアーノ・ヴァル・ディ・ペサ村に位置している。
そのレ・コルティの“カンポルジーノ・キャンティ”がクアトロに入荷。
このワインは、「素朴な」スタイルのキャンティ。
だが、ちょっと平凡なという意味ではなく、モダンなスタイルで、万人受けするキャンティ。
スミレやハーブの屈託なく軽やかな輪郭を持ち、チェリーやブラッドオレンジの優美なニュアンスが素晴らしいワイン。
トスカーナの名門が造るキャンティを豊四季の名門クアトロで味わってみよう。
暑い夏が訪れようとしている。
暑くなってくると、やはりさっぱりとしたものが欲しくなる。
シンプルにペペロンチーニなどがいい。
そして、夏向きワイン「SINチャレッロ」を合わせる。
SINの意味はスペイン語で、“それ以外ない”“無し”と言う意味、化学肥料無し、品種もブレンドなしの1品種、醸造は手を加えること無し、添加物無し、酸化防止剤ゼロ。
さらに、クアトロの父の名前と同じ。
スペインで注目のブドウ品種“チャレッロ”を単一で使った白ワイン。
チャレッロは、スペインのスパークリングワイン・カヴァに混釀で使われる品種だが、単一で造られるのが、スペインのトレンド。
チャレッロのこのワインは、柑橘系の爽やかな酸を持つ、しっかりとした辛口の白ワイン。
とても夏向きな白ワイン。
今日、クアトロの休日に、クアトロの父は、ざるそばに冷酒だ。