ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クチコミしたくなるお酒

2011年02月28日 | お酒の話

Photo 魅力のある商品はクチコミで広がるものだ。
このクチコミにはおおよそ二通りのパターンがある。
まずは、自慢型のクチコミ。
「クアトロで飲める飛鶴っていうお酒は年間2000本ぐらいしか造らないお酒なのよ、それがとっても美味しくて魚料理にすっごく良く合うのよ、それにしても変わったイタリアンよね」
つぎに、経験型のクチコミ。
「クアトロで飲んだ飛鶴っていうお酒は、とっても美味しくて魚料理にすっごく良く合うのよ、それがね年間2000本ぐらいしか造らないお酒らしいわ、それにしても変わったイタリアンよね」
伝えることは一緒なのだが、自慢型は希少価値に注目し、経験型は話題性に注目する。
おもわずクチコミしたくなる日本酒“飛鶴純米吟醸”クアトロに入荷しました。

※突然ですが明日のクアトロのディナーは貸切のため一般営業をお休みさせていただきます。
と、クアトロの父が陳謝していたとクチコミよろしくお願いします。

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一皿で二度三度美味しいパスタ

2011年02月27日 | パスタの話

Photo_2 クアトロに「青森産ホッキ貝の和風スパゲッティ」が登場した。
注文をするとシェフは立派なホッキ貝を取り出し、殻にナイフを入れる。
身を取り出し冷水で丹念に洗い、砂が残っていないか目をギョロギョロさせている。
取り出した身は、適当な大きさに刻み、調理を始める。
完成して運ばれてきたパスタはまずその香りでうっとりとする。
貝としょう油の香りは、日本人としてのDNAを刺激する。
さらに、鼻の利く人はしょう油の香りの奥からバターの香りも被さってくることに気づく。
もう香りだけで、このパスタが旨いと決めつけることになり、またその期待を裏切らないことだろう。
食べ始めようとすると、皿に柚子胡椒が添えられていることに気づく。
パスタをそのまま食べると火を通したホッキ貝の独特の甘みとしょう油バターの風味のバランスが良く、これまたうっとりとする。
次に柚子胡椒をパスタに混ぜて食べてみる。
するとどうだろう、旨味の幅が増幅されていることに気づく。
清楚で穏やかな美女が一転して怪しく艶やかな美女に変身したように思える。
一皿で二度三度と美味しいパスタである。

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春の息吹のパスタ

2011年02月26日 | パスタの話

Photo 「北海道産白子のクリームソース」という新作パスタがクアトロに登場した。
やはり白子は鍋にしてポン酢だろうと思うが、試しに注文をしてみる。
パスタが運ばれてくる。
彩りは当然白が基調にある。
そこに、春の野菜たちがきれいに配色されている。
純白の雪の中から春の息吹が姿を見せ始める光景を思わせるパスタだ。
主役の白子は、クリームソースに全て溶け込んでいる訳ではなく原型をとどめている。
スパゲッティをフォークに絡めると白子がトロリと溶け始める。
すると、白子のねっとりとした旨味が春野菜の甘みと強調しつつ、クリームソースと融合する。
このパスタの味わいは、クアトロの濃厚カルボナーラを思わせるところもあるが、それ以上に旨味に粘りけを感じる。
あまりにもねっとりとした旨味に、一皿食べきれるかと心配するのも一瞬のことで、クリームソースが優しく全体を包んでいることに気づいた時には完食している。
ねっとりとした旨味なのにくどくないパスタだと云えるだろう。
冬の味覚だった白子が演じる春のパスタをクアトロで味わってみよう。

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春のため息パスタ

2011年02月25日 | パスタの話

Photo そもそも、パスタって何とよくお客様に聞かれる。
パスタとスパゲッティとどこが違うんだ、と聞かれることも多い。
パスタの語源としては混ぜるとかこねるとかいうことらしいが、ようするに粉と水を練ったものは全てパスタだ。
とするとコンクリートもパスタだ。
食べ物、イタリアンに関しては、小麦粉と水分を合わせた物をパスタと呼ぶ。
そして、その形によってスパゲッティだったり、タリアテッレだったり、パッパルデッレ、リングィネ、ラザニア、カネロニ、カッペリーニなどと呼ばれる。
ということは、スパゲッティはパスタという大きな分類の中に含まれるということになる。
ちなみにスパゲッティは“長い紐”という意味だ。
チャップリンの映画「黄金狂時代」の中で靴の紐をスパゲッティと思って食べるシーンを思い出す。
パスタの中で生パスタと呼ばれるものもある。
クアトロではクアトロの父がため息をつきながら作るタリアテッレやパッパルデッレである。
生パスタとは、小麦粉と水分を合わせてこねたもので、乾燥させないものを云う。
そして、生パスタは調理される時に初めて熱を受けるために、ご飯の炊きたてと同じデンプンの旨味が生じるというのが特色だ。
また、パスタの生地には細かい気泡が包まれている。
この気泡がスープ状のソースの旨味を吸収するのも生パスタの特色だ。
その気泡には、今日の春の陽気を吸い込んでいるのか、クアトロの父のため息を吸い込んでいるのかは不明だ。
色々なパスタをクアトロで楽しんでみよう。
特に、春の空気を閉じ込めたクアトロの生パスタはおすすめである。

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春を告げる魚

2011年02月24日 | 魚の話

Photo ヤーレン ソーランソーラン
ソーランソーランソーラン
(ハイハイ)
クアトロに生のニシンが入荷しました。
(ハイハイ)
ニシンは春告魚とも書くように、春に美味しい魚と云われている。
ニシンは回遊魚で春に産卵のため北海道沿岸によってくる。
旬のニシンは脂が多いのが特色であり、そのために生での流通が難しかった魚。
そこで干物や身欠きニシンが生まれる。
今日では流通が整い、旬の新鮮なニシンをクアトロで食べられるのだ。
軽く、酢で締めたクアトロのニシンのカルパッチョはいかがだろう。
その味わいはあなたに春を告げることでしょう。
チョイ ヤサエエンヤンサノ ドッコイショ
(ハ ドッコイショドッコイショ)

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