ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

魚の物語~ホウボウ

2021年02月28日 | 魚の話

顔の形で、その人の性格もだいたい解るとか。
たとえば顔が台形の人は常識人で経済観念もしっかりしているとか。
周囲の信頼も厚いのが特徴。
それでは、魚だとどうだろう。
今日のクアトロのおすすめは“ホウボウ”。
刺身でも常識通りに旨いのだが、アクアパッツァにしても旨い魚。
頭が大きく、アクアパッツァだとその部分からもダシが出て、これが旨い。
刺身などでは、頭の部分は食べられないが、アクアパッツァならば頭が大きいのもムダがない。
経済観念もしっかりしていて、周囲の信頼も厚い魚だ。
クアトロで試してみよう。

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魚の物語~初カツオ

2021年02月27日 | 魚の話

世の中にはブランド品が好きな人がいる。
さらに同じブランドにこだわる人もいる。
一つのブランドが気に入ると、そのブランドなら良いものだと信じてしまい、失敗した時も認めない人だ。
しかし、良いと思ったらブランド品だったと云う場合もある。
他人のペースに合わせるのが苦手で友達も少ないタイプだ。
クアトロに、江戸っ子も競って食べた初カツオと云う初物ブランドが入荷。
さて、シェフはこの時期に早くも出会えた初カツオと云う名前で仕入れたのだろうか。
良いカツオだと思ったら初カツオだったのだろうか。
クアトロでその謎を解いてみよう。

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貝の物語~赤崎産生カキなんだけど

2021年02月26日 | 食材の話

「クアトロで人気の牡蠣なんだ、別にいいんだけど」
別にいいんだけどというのは、別に良くないのである。
ストレスがたまると人はこういう云い方をする。
「だから、この牡蠣はやたらに旨いんだって」だからに力が入るとかなり感情的である。
「三陸の牡蠣は美味しくて、なんだろ、広田湾はとくに美味しくて、なんだろ、赤崎は広田湾の中にあって、なんだろ、赤崎産はすごく美味しくって」やたらなんだろを付けるのは、話に慣れてなかったり自信がなかったりする子供っぽさだろう。
「つまり、三陸の牡蠣は美味しくて、つまり、広田湾は特に美味しくて、つまり、赤崎産はもっと美味しい」話ベタな人もやたらにつまりと云う。
「しかしですね、この赤崎の牡蠣は特別に美味しいわけで、食べないと損しちゃいますよ」強引に話に割り込むときは、しかしと云って割り込むことが多い。
「しょせんはね、この赤崎の牡蠣の美味しさは食べれば解るけど、漁師さんがカキの養殖のために植林で森を育てるんだけど、いちおうどうして美味しいか云っておこうかなみたいな」いつも話に逃げ道を作る言い回しだ。
話し方のクセで相手の心理状態が解るものである。

「だから、つまり、しかし、何だろう、今日のクアトロの牡蠣はしょせん美味しい訳で、食べてみたらどうだろ、別にいいんだけど」

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新着日本酒~天美・特別純米

2021年02月25日 | お酒の話

山口県下関から、ニューフェイスの日本酒が到着。
廃業した酒蔵を地元の設備屋さんが新規事業として復活させた。
招いた当時は女性。
昨年の暮れに初蔵出しを遂げるが、その酒の出来はすこぶる良かった。
その“天美・特別純米”がクアトロにも登場。
この女性の杜氏は、かの“作”で修行しただけのことがあり、現代的な造りでガス感が残り、その酸と軽快な旨味が料理と良く合うお酒。
今後も注目の蔵となりそうだ。
クアトロの寒ヒラメの刺身や白子のフリットに合わせてみた。

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運び屋のクアトロの父

2021年02月24日 | 映画の話

クアトロの父が好きなクリント・イーストウッド監督・主演の「運び屋」を観た。
仕事や付き合いばかりで家族をないがしろにし、お金も無く困っていた90歳の老人。
彼が、麻薬の運び屋になってしまうことから、人生や家族の意義を考えさせる物語。
この老人役のクリント・イーストウッドが実に良い。
そして、劇中のセリフが、ウイットに富んで味わい深い。
エンドロールで流れるテーマ音楽の歌詞がまた良かった。
“数え切れぬ歳月を生きて
 疲れきって衰えたこの体
 年齢などどうでもいい
 生まれた日を知らないのなら
 妻に愛をささげよう
 友人たちのそばにいよう
 夕暮れにはワインで乾杯しよう
 老いを迎えいれるな”(一部抜粋)
老いることを考えさせられる映画に、惹かれているクアトロの父。
今晩は、さっそくワインで乾杯しようと思うクアトロの父だ。
明日から、クアトロの運び屋・クアトロの父が公開。

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