蛙が跳躍するさまをデザインしたワインのエチケット。
クアトロの父が、お店の壁に飾った思い出のワイン「フロッグス・リープ」のエチケット。
名前の意味は蛙の跳躍。
もともと、蛙の養殖場だったところに畑を拓いたところから名付けられた。
76年のカリフォルニア・ワイン対フランス・ワインのブラインド・テストで、フランス・ワインを押さえて一番になったのがカリフォルニア・ワインの「スタッグス・リープ」。
以来、カリフォルニア・ワインのブームが到来することになる。
そのスタッグス・リープ=鹿の跳躍をもじっての名前でもある。
今や、フロッグス・リープはスタッグス・リープに負けない人気ワイン。
もう、20年以上前になってしまうが、このフロッグス・リープをワイン愛好会のメンバーで訪問したことがある。
サンフランシスコから、車でかなり山の中に入ったところにナパ・バレーがある。
そのナパ・バレーにフロッグス・リープはある。カリフォルニアはいつもそうなのかもしれないが、とても良い天気の日に訪れた記憶がある。
畑は、有機栽培に徹底している。ブドウの樹の合間には、豆科の草が雑草のように茂っている。
土を肥やすためと、虫食いをこの草に集めブドウの樹を守るためとか。
さらに、ミミズが多いのもこの畑の特色だ。
自然の力を活かし、化学肥料や農薬は一切使わない。
そんなこだわりの畑を見学すると、昼食はセラーの庭の大きな木の下での屋外パーティー。
料理はサンフランシスコのレストランから呼んだ出張サービスだ。
コックさんたちが何人も来ている。
さすがにアメリカらしいおもてなしに、大満足した記憶がある。
さらに、接客してくれる女性の美しいこと。
ハリウッド映画の中に入ったような夢心地だった。
もちろん、ワインの味わいは素晴らしい。
接待を受けなくてもこのワインの良さは解るつもりだ。
なんといっても味わいが力強い。
特に、カリフォルニア独特の品種「ジンファンデル」の評価は高い。
個人的には、「メルロ」や「ソーヴィニヨン・ブラン」も好きだ。
このラベルを見るたびに思い出すのは、太陽が降り注ぐ中でのワインと食事と・・・。
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