ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

オジサン入荷

2009年02月28日 | 魚の話

Photo オジサンは、忘れた頃にひょっこりと帰ってくる。
「わたくし生まれも育ちも南方洋、姓はオキナ、名はヒメジ、人呼んでオジサンと発します」
今回もいつものように赤い顔をして鹿児島から帰ってきた。
「さくら、いつも迷惑かけるね」
満開の桜の木に話しかけている。調子の良いことを云うオジサンだ。
いかにもたよりなげなオジサンだけど、アクアパッツァやグリルで食べるとこれが滅法旨い。
いつも、クアトロのお客さんを驚かせては、いつのまにかまた旅にでるオジサンだ。

Photo_2 クアトロ桜-開花情報
ついに満開。
ひらりと落ちる一枚の花びらに、ため息をつく。
もう少し、楽しませてくれそうではあるが。

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シマアジ入荷

2009年02月27日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo 今は雪から雨に変わったが、寒いことに変わりはない。どうせなら雪の方が風情があるというものだろう。
豊四季にあるイタリアン・クアトロに、鹿児島からシマアジが入荷した。すっかり夏の魚だと思っていたシマアジであるが、姿形に大きさも程よいとても美味しそうなシマアジである。鹿児島のシマアジはカツオアジとも呼ばれる。たしかに、カツオとも見間違う立派なアジである。
店内の盆栽仕立ての桜がほぼ満開になっている。暖房の効いた室内は、桜の木には春爛漫なのだろう。
窓から眺める冬の景色と、夏の味覚だと思っていたシマアジをカルパッチョでいただき、満開の桜を眺める。そこへ、日本酒が運ばれてくるというのだから、何とも変わったイタリアンである。

Photo_2 クアトロ桜-開花情報
暖房の効いた室内でクアトロ桜はもうほぼ満開。
窓の外には雪が舞っていた。
雪見桜とは風情である。

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サクラマス入荷

2009年02月26日 | 魚の話

Photo おととい一輪の花を開いたクアトロの桜。クアトロの休日を一日はさんで、今朝クアトロの桜に再会すると、すでに五分咲きであった。
この桜の木は、盆栽のような仕立てになっている。クアトロのママの誕生日祝いとして、長男夫婦が贈ってくれたのだが、こんなにきれいに咲くとは思わなかった。八重桜である。二年ほどは、地植えしないほうが花を付けるという。地植えにすると、木が大きくなる方に栄養が行ってしまうのだという。
桜に見とれていると、クアトロのシェフが仕入れから帰ってきた。サクラマスを仕入れてきた。サクラマスは、幼魚のうちは川で育ち、やがて海に出て大きくなって帰ってくる。そのまま川に残ったものがヤマメである。
サクラマスは、桜の季節に生まれた川に帰ってくる。そこでサクラマスと呼ばれるのだが、今日クアトロが仕入れたサクラマスはたしかに、桜の開花に合わせてやって来た。
さっそく半身におろしマリネを仕込む。その身はとても鮮やかな桜色。この週末のクアトロ桜祭りの主役であろう。

Photo_2 クアトロ桜-開花情報
すでに五分咲きといったところ。
16輪の花が開いていた。
まだまだ、蕾がついているのでこれからも楽しみだ。

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第三のビール

2009年02月25日 | 個人的な話

Photo ワインほど人を魅了するお酒はないとクアトロの父は思っている。国柄があり地域性があり、作り手の個性が出るお酒である。飲み頃から飲み方までこだわるお酒である。合わせる料理との相性で味わいが劇的に変化するお酒でもある。
だが、しかしである。家で簡単な食事で、ましてやひとりで飲む時ほど、味気なく感じるお酒もこのワインであろう。ワインほど語り合わないとむなしいお酒はない。
ということで、普段はビールを飲んでいるクアトロの父である。今日は、第三のビールの比較試飲である。結論は飲む前から出ている気がする。すっきりと飲みやすいビール、個性の強すぎないビールが第三のビールに求められるものである。ひとりで飲んだりした時に、語り合いたくなる個性的な味であってはいけないのだ。
何か寂しい話になったが、程よく酔えて明るくなれればよいのだろう。時代に求められているお酒が第三のビールなのかもしれない。

Photo_2 クアトロ桜-開花情報
昨日、帰宅直前に確認するとすでに4輪の花が咲いた。
一日で三分咲きである。
今週末はクアトロ桜祭りなのである。

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漁師の知恵

2009年02月24日 | 食の話

Photo_3 今日のような寒い日に、熱々のアクアパッツァをいただきながら、よく冷えた白ワインをいただく。とても贅沢な時間が流れる。
アクアパッツァという料理もすっかりイタリアンの定番になっている。そして、クアトロの名物料理のひとつでもある。
アクアパッツァとはビックリ水とか暴れ水とかいった意味だという。魚を姿のままグリルし、そこにワインやアサリのダシなどの水分が加わり煮込まれる。そしてグツグツとスープが煮える状態がアクアパッツァである。魚の内側からも充分に旨みをスープに引き出す。とても洗練された魚料理の手法である。しかしもともとは、漁師が寒い海の上で海水を使って船に揺られながら魚を煮ていたのが始まりのようである。豪快な漁師の料理であり、魚を熟知している人の知恵から生まれた料理である。
魚好きの日本人には、受け入れやすいイタリア料理である。寒さがつのるこの時期には、ヒラメのアクアパッツァなどはいかがだろう。気の合った人と気取らずに、箸で突っつきながら夢中になって食べたい料理である。
※今日のクアトロのアクアパッツァは、福島産マコガレイ、福島産石ガレイ、福島産ホウボウがおすすめである。

Photo_4 クアトロ桜-開花情報
本日午後3時、ついにクアトロ桜の開花一号を確認。
第一発見者はクアトロの父である。
次々と花びらを開きそうに見える。
劇的な展開を見せるクアトロ桜である。

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