関東平野のど真ん中にランドマークとしてある筑波山。
関東の小学校では、遠足で登る山だ。
クアトロの父もクアトロのママもクアトロのシェフもそうだった。
今日はＴＸ（つくばエキスプレス）とバスでぶらりと筑波山に出かけてみたクアトロ夫婦。
そして筑波神社にお参りをした。
平日の参道には、年寄りばかり。
「この石段で遠足の記念写真を撮ったペ」
「んだんだ」
そんな会話が聞こえる。
「んだんだ」
クアトロの父もそうだったな。
白黒の遠足の記念写真が思い浮かぶ。
筑波山はそんな遠い昔が思い浮ぶクアトロの父の心のランドマークだ。
参拝の後は筑波神社の参道にあるホテルの展望風呂に漬かり、麓にある名物“カリントウまんじゅう”を買うために歩いて下山する。
その途中に筑波山の冬山桜に出会った。
カキの味噌クリームとムール貝のペスカトーレのクアトロでの抗争は、ペスカトーレ売り切れと云う事態を招く。
しかし、そこへムール貝の跡目を巡って桜エビとキャベツのスパゲッティと云う新たな勢力が勃興してきた。
桜エビは、春だけでなく秋にも短い旬を迎える。
その桜エビとキャベツはアーリオ・オーリオにアンチョビを使って、クアトロに殴り込みだ。
パンチの効いた味わいは、カキの味噌クリームを脅かす。
クアトロのパスタ頂上決戦が今日も繰り広げられる。
「広島の名物じゃからいってちいと調子に乗っとるんじゃないか」
「うちゃあは、カキの奴にはしる目に遭わせてやりたいわな」
広島産カキの味噌クリームと云うパスタや、カキとキノコのソテーがクアトロでちやほやされているのが、気に入らない広島産のムール貝だ。
「わしは天下の広島産カキじゃけん、ムール貝なんか、なんも相手にならんさ」
広島産カキは余裕だ。
ムール貝はペスカトーレやアクアパッツァと組んでカキに対抗しようとしている。
カキもムール貝も同じ環境で育ったが、今は縄張り争いで敵対している。
今、クアトロで広島産カキとムール貝の仁義なき戦いが繰り広げられている。
カキの味噌クリームかペスカトーレか、クアトロでの熱い戦いにあなたも巻き込まれるかもしれない。
最悪のシナリオは逃れたのだろうか。
柏レイソルと浦和レッズの最終戦で、レイソルの優勝とレッズの残留を賭けた試合という最悪のシナリオのことだ。
浦和レッズが昨日勝ち点３を挙げ、得失点差でほぼ残留が決まった。
これで、浦和レッズは気を抜くことだろう。
しかし、柏レイソルが十点以上得点して勝ってはならないのだが。
とにかく柏レイソルは浦和レッズに勝てば優勝で、クアトロのルーチェも披露されるというものだ。
にわかレイソルファンで便乗主義のクアトロの父はレイソルの勝利を祈願して、レイソル優勝マネキネコと云うアルザス産クレマンの販売を始めた。
レイソルファンならずとも、お勧めのスパークリングワインだ。
尚、発売のワインは写真とはエチケットのデザインが若干異なります。
柏レイソル今日にもＪリーグ優勝か？
柏レイソルファンはそわそわする一日だ。
しかし、セレッソ大阪に惜しくも引き分けで、優勝は１２月３日の浦和レッズとのリーグ最終戦に持ち越し。
クアトロも柏レイソルの優勝に備えて、スパークリングワインなどを準備していた。
レイソルはスペイン語で太陽王と云う意味だが、イタリアのルーチェも同様の意味だ。
このワインこそレイソルのためのワインであろうと、ルーチェも秘かに用意していたクアトロの父だ。
スパークリングワインはこの週末の料理と共に飲んでしまおう。
鹿児島産石鯛、鹿児島産キジハタ、銚子産メダイ、銚子産金目鯛、山形産天然真鯛、厚岸産牡蠣、松輪産サバなどが用意されている。
そして、ルーチェは来週美味しくいただきましょう。
