ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

極楽気分の魚

2009年11月30日 | 魚の話

S いつのまにか11月も終わり明日からは師走になる。寒さが身に沁みてくる今日この頃である。
この季節になると旬を迎えるのがキンメ鯛である。
大きく澄んだ瞳が愛くるしい魚である。しかし、その容姿とは裏腹にその刺身の味わいは白身に脂が溶け込みとても力強い魚なのである。
キンメ鯛と云えば伊豆産が有名だ。この寒い季節に伊豆の温泉に浸り、湯上りに人肌の酒とキンメ鯛でもあれば極楽であろう。
しかし銚子産のキンメ鯛は伊豆産以上に美味しいとされている。伊豆の温泉まで出かけなくとも、クアトロの近くの立ち寄りの湯か、自宅のフロにでも浸ってから、クアトロで気の利いたワインでもやりながら銚子産のキンメ鯛を楽しもう。かなり極楽な気分を味わえるものである。
広田湾産牡蠣の味噌クリームも本日のおすすめ極楽パスタである。
柚子風味のチーズケーキも本日のおすすめ極楽デザートである。

※お知らせ
12月2日(水)3日(木)クアトロは年末に備え体力温存のため連休させていただきます。

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かかとのワイン

2009年11月29日 | ワインの話

Photo イタリア半島のかかとの部分にあたる州がプーリア州である。ナポリ・ローマ・フィレンツェと華やかなイタリアの都市は多いが、このプーリア地方はあまり話題に上がらない地方である。
ヨーロッパからの観光客もここまでは中々訪れないようだ。関東で云えば千葉県の南房総のような位置なのだろうか。
しかし、このプーリア地方は自然に恵まれた土地であり農産物特にブドウの栽培に適している。素晴らしいワインが生まれる条件はあったのだが、この土地の外に出る機会がなかったようだ。
クアトロ新着ワイン「トロイア」は、そのプーリア土着ブドウから作られたワインだ。ワインのラベルは土地柄なのか、かなり地味だ。さてグラスに注ぐと深いルビー色の液体から立ち上る香りはとても心地よい。味わいはフレッシュな果実の味わいである。酸と甘みのバランスがとても良く、程よい樽熟の風味を感じる。これはかなり洗練された出来栄えと云えそうだ。
スカートからすらりと伸びたおみ足に赤いハイヒールが映えた美脚美人を見つけたような心地のクアトロの父である。
今日からクアトロでグラスワイン(¥600)で販売。

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今年のクリスマスは?

2009年11月28日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo クリスマスのご予定はいかがでしょうか。
クリスマスはレストランでいつもと違う時間を過ごしたいという方、ワインでも傾けながらクアトロでコースメニューはいかがでしょう。
クリスマス・コースメニュー(¥6,300税込)のご予約を承っています。
24日のディナーはこのコースのみの営業になります。24日前後にも同様のクリスマス・メニューをご予約いただけます。
クリスマスは家族とご自宅で過ごしたいという方、クアトロのローストチキンはいかがでしょう。
丸ごとの大きなローストチキン(¥3,000税込)を予約販売いたします。23日24日25日のお好きな時間に焼きたてをご用意します。
尚、12月23日は水曜日ですが通常営業いたします。
年末は12月28日(月)までの営業となります。
12月31日お引渡しのお正月用おせち(¥20,000税込)のご予約も受付中です。
ご予約は、PHONE.04-7142-7444までお願いします。

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150周年記念ワイン

2009年11月27日 | ワインの話

_s フランス・ブルゴーニュ地方は特別な地層を持っている。大昔からの地殻変動の繰り返しでモザイク状に土質が変わる。ワインの畑は隣合っていてもそのブドウの出来が変わる。そしてブルゴーニュではかたくなにピノ・ノアールというブドウにこだわり、ピノ・ノアール単独品種でワインを造る。単一品種がゆえにブルゴーニュのワインはその年のブドウの出来不出来に作用されやすい。
ブドウ栽培農家も畑が細分化された小作農家からなりたっている。
それらの条件のためにブルゴーニュのワイン選びほど難しいものはない。
何年にどこの畑で出来たブドウを誰が醸造したか。その組み合わせの数だけワインのレパートリーがある。
色々な畑のブドウからなるべく均一なワインを作ろうとするのが、ブルゴーニュのネゴシアン(酒商)である。有名ネゴシアンのものは、ブルゴーニュ・ワインでも当たり外れが少なくなるという訳だ。
大手ネゴシアン・ルイジャドが150周年記念のワインを出した。各地の一級畑のブドウをブレンドした特別のワインである。
クアトロ新着の「ルイ・ジャド150アニバーサリー・ブルゴーニュ・ピノ・ノアール2007」では、ボーヌ・ヴィラージュ、ボーヌ・プルミエ・クリュ、モレ・サン・ドニ1erクリュ、ポマールがブレンドされている。
「ボーヌの華やかな香り、モレ・サン・ドニからのしなやかな酒質、ポマールのエネルギッシュで骨格のある力強さを感じさせてくれる」とルイ・ジャドのパンフレットに紹介されている。
さて、クアトロでこのブルゴーニュ・ワインの新しい試みを試してみよう。
グラスワイン¥800で今日から発売。

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シュールなシュール・リー

2009年11月26日 | ワインの話

S 牡蠣が美味しい季節になった。
牡蠣に合うワインと云えばフランスのシャブリが有名だ。
シャブリ独特のミネラル感と酸味が牡蠣と合う理由とされている。
しかし、牡蠣もレモンを利かせすぎづに牡蠣の旨みを味わおうと思うと、清酒の方がよく合いそうだ。
清酒にはアミノ酸が多く牡蠣の旨みと相性がよいという。
もちろん、レモンをキュっと絞って牡蠣を楽しむ場合は確かにシャブリの酸が合う。
牡蠣とシャブリか清酒かという問題ではなく、どう調味料を使うかで合うお酒が変わるだろうということだ。
しかし、理屈よりも自分で料理とワインの相性は見つけたいものだ。
「牡蠣やムール貝によく合うワインがあるんですよ」
クアトロの父が勧める白ワインがある。
余計なお世話と思わずに試してみるのも料理とワインの相性を見つける近道かもしれない。
「シャブリもいいんだけどミュスカデ・シュール・リーはもっと貝類に合いますよ」
「ワインの熟成を終えた澱を除くことを澱引きというが、その作業を遅らせて澱からワインにアミノ酸を移す作り方をシュール・リーと云うのですが、このアミノ酸が牡蠣などの貝類の旨みとよく合うんですよ」
理屈はともかく試してみる価値はありそうですよ。

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