ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

仏足山

2007年05月09日 | 個人的な話

Photo_319 今日は穏やかな春の日より。その日差しに誘われて、鎌倉散策に出かけた。特に、長谷寺から七里ヶ浜の一望はすがすがしかった。
長谷寺の入口には、日蓮上人が辻説法をおこなったという場所がある。キリスト教でも起きたカトリックに対するプロテスタント運動のようなものだろうか。この日蓮の教えは時空を超え藤井日達によってスリランカの仏足山に日本山妙法寺を開かせることとなる。
日達は、平和活動にも足跡を残したことで有名だ。アメリカがベトナム戦争に失敗することも予言していた。その日達は百才まで生きるのだが、日達が没する直前にクアトロの父はスリランカの妙法寺で日達の法話を拝聴することになる。
さすがに心にしみるお言葉を拝聴したのだが、いっこうに身に付いていない凡人のクアトロの父である。なにせ、美味しいカレーを食べたいという煩悩にも取り憑かれていたのである。
妙法寺は2200M程の仏足山の中腹にあるが、その山頂には仏さまの足跡がある。法話をいただいた翌朝に、山頂を目指し仲間と出かけた。筑波山に登るような気持ちで出かけたが、山頂まではどこまでも無数の階段なのである。日の出前から出かけたが、山頂に着いた時は、日も高くなっている。何段の階段を上がったのか、とにかくとてつもない階段の数である。この山はスリランカの人々の聖地でもあり、階段には無数の人が続いている。まるでバベルの塔だ。
たどり着いた山頂は霧がかかり、眺望には恵まれなかった。コンクリートで固められている仏さまの足跡を拝見し下山する。もちろん帰りは膝が笑っている。日本ならロープウエーがあったり、途中に自動販売機があったりするのだろうにと思う。
またこの山の足跡は、キリスト教に云わせるとアダムの足跡だという。アダムス・ピークと呼んでいる。さらに、ヒンズー教もこの山を聖地としている。
日達は、山の頂上を目指すのに、どの門をくぐり、どの道をたどっても頂上を目指すことに違いは無いと云っていた。
それにしても、この登山以来すっかり階段が苦手になったクアトロの父である。長谷寺の数段の階段もつらい。帰りのプラットフォームはもちろんエスカレーター多用である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする