ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

シェリー酒

2007年05月21日 | ワインの話

Photo_330 映画「ハスラー」のポール・ニューマンはかっこよかった。クアトロの父も憧れて、ビリヤードに熱中したことがある。あまり上手にはならなかったが、自宅にビリヤード室があったらいいなと夢みたものだ。この映画で、挫折感からアルコール中毒になっていく主人公はレストランでもシェリー酒を飲みまくる。おちぶれた主人公を表現する小道具としてシェリー酒は使われていた。
シェリー酒はスペインの酒精強化ワイン。独特方法で樽熟した白ワインにブランデーを添加して日持ちのするお酒にしたもの。大航海時代の船乗りのために工夫されたお酒だ。シェリーはブランデーを添加するタイミングで辛口から甘口までのものが出来る。食前酒で活躍するシェリー酒はドライかミディアム・ドライのもの。
食前酒という前座に使われるシェリー酒は、会話が弾む前に飲むせいか何やら暗いイメージのお酒。クアトロでは食前酒ようのドライ・シェリーに加えて極甘口のシェリー「ペドロ・ヒメネス」も用意してみた。こちらは、糖度高いペドロ・ヒメネスというブドウ品種をさらに干しぶどうにしてから作るシェリー酒。黒蜜のような味わいだ。食後酒として、アイスクリームにかけてデザートにしたりして楽しむ。仕上げのシェリーとして、こちらは陽気に楽しめる。大人の味わい、試してみませんか。

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