ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

コロンビア・バレーCMS

2007年06月30日 | ワインの話

Photo_375 シアトル・マリナーズのあるワシントン州はワイン産地としても注目されている。ワシントン州はカリフオルニアより北に位置しカナダと隣接する。緯度はボルドーと同じである。気候や土壌は高級ワイン造りに最適な土地なのである。
その中でもヘッジスという作り手の評価は高い。アメリカ・ニンテンドーの社長やビル・ゲイツなどセレブのお気に入りワインになっている。また、アメリカはワイン・スペクテーターとかロバート・パーカーのパーカー・ポイントといったもので、ワインに点数をつけるのが好きなのだが、いずれにも高評価を得ているのがヘッジスのワイン。
クアトロ新着ワインは、「コロンビア・バレーCMS」。CMSはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーの頭文字である。ボルドーにならって、それぞれの品種のブドウを上手にブレンドすることに長けている。味わいもボルドーの高級ワインに引けを取らず濃厚で複雑味がある。クアトロの父としては、あまりにバランスが取れていて逆に個性が乏しくも思えるのだが料理を選ばず楽しませてくれるワインであることは間違いないと思う。
クアトロ新着ワイン「コロンビア・バレーCMS」はボトル¥4000で発売中。

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ひつじ納豆

2007年06月29日 | 映画の話

Photo_374 板東太郎と呼ばれる利根川を上流から下ると左手は水戸藩、右手は下総の国である。下総の国豊四季村のとある納豆問屋に素浪人が訪れた。
「豊四季村のひつじ屋さん、お宅の納豆は値段も安いし、小粒納豆で美味しいんだが、ひとつ問題があるんだ」
お侍の相手をしているのは、この納豆問屋の看板娘、なおみだ。大変な美形で、この界隈では評判の娘だ。大の納豆好きで、「私の血は納豆で出来ているの」と云うほどだ。
「お侍さんのお名前は何とおっしゃいますか」なおみは聞いた。
懐手からアゴをなでている侍は、「おお、まだ名も名乗っておらなかった」
庭を眺めながら、「椿三十郎、とでもしておくか」と答える。
「それで、三十郎さま問題というのは、何でしょう」
「俺も、そんなかわいい目で見つめられるとこまるのだが」
「いや、一宿一飯の義理でな」
「水戸の有名な納豆問屋ひつじ屋にたのまれたのだが、同じ納豆で同じひつじ納豆と名乗るのは、こまるということなのだよ」
「水戸のひつじ納豆と云えば、おかめ納豆、天狗納豆と並ぶ名門なんだよ」
「ひとつ、俺の顔を立てて仔ひつじ納豆なんていうのはどうかね」
脇で聞いているのは、やはり一宿一飯の義理となおみの色香に足止めされている座頭市。
「いやな世の中だね」
「もともとの羊屋の看板はこっちの方が古いのに、水戸のお膝元というだけで偉そうなことを云うもんだ」
とたんに、にらみ合う椿三十郎と座頭市。なおみも血の気が引いている。
すると、ひつじ屋が面している水戸街道を偶然通りかかった隠居と二人の付き人。
「かっかっか」
「わしは、水戸の老公じゃ」
「話は聞いておった」
「わしも納豆は好きだが、ひつじ納豆がふたつあっても良いではないか」
「それぞれ、板東太郎の右岸のひつじ屋、左岸のひつじ屋と競うことじゃ」
「椿三十郎とやら、帰って水戸のひつじ屋に伝えなさい」
「わしの言葉と云えば納得するじゃろう」
にっと笑う三十郎と座頭市。それぞれじっとりと手に汗を握っていた。

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右岸のムートン

2007年06月28日 | ワインの話

Photo_373 シャトー・ムートンはいかがでしょうか。右岸の新鋭の醸造家によるムートンです。
ボルドーのワインはジロンド川の右岸と左岸で個性が違う。おおざっぱに言って、右岸のものはメルロー主体、左岸のものはカベルネ主体になる。では右岸とはどっちかというと、川上から川下を見て右か左かと云う。
このムートンは右岸なのでメルロー主体である。左岸にも有名なムートンがある。シャトー・ムートン・ロートシルトである。こちらは、カベルネ主体だ。名前がややこしく、左岸の有名な方のムートンから右岸の新鋭のムートンにクレームは入るのだが、右岸のムートンの方がもともとの歴史が古いから裁判になると左岸のムートンが不利になってしまうらしい。
エムの文字が印象的な右岸のムートンは注目です。メルローの個性がよく現れたまろやかな味わいに、ふくよかな厚みもあり、これぞ右岸の個性かもしれません。
ちょっと特別な人とのお食事に、「右岸のムートンも良いね」などと会話を弾ませれば、経済的にリッチな気分になれるかもしれません。
クアトロ新着ワインです。ボトルで¥4800で発売中。

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そのときはクアトロの父に

2007年06月27日 | 映画の話

Photo_372 今日は時間が空いて、映画「そのときは彼によろしく」を観た。
長澤まさみはすっかり大女優になった。主演を張れる女優になった。しかし、決して作品に恵まれているは云えず残念なことだ。本作も、きれいな映像も多々あったが、出来映えとしては満足出来るものではなかった。しかし、子役は中々のものだったと思う。
山田孝之が長澤まさみ演じる花梨との別離「花梨、花梨」と叫ぶシーンも、花梨の焼酎漬けも良いなと思いは余所へ飛んだ。
空いた時間、熱帯魚でも見に行けば良かった。
今日は宝くじを買ったが、長澤まさみをもっと活かせる作品はクアトロの父にまかせて欲しいものだ。

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涙そうそう

2007年06月26日 | 映画の話

Photo_370 クアトロの父は、トトを当てて、その賞金で映画の製作者になりたい。お金は出すが、口も出す製作者になる。そして、次々と映画をヒットさせて儲けるのである。その後は、トスカーナでワイナリーを買いたい。
まずは、優秀な監督を雇う。出演者はやはり人気のある若手俳優を使った方が安全だ。ヒット曲から着想でも貰えばストーリーは作りやすい。そのテーマ曲はクライマックスで有効に使う。これで、ヒット作は間違いないのだ。
たとえば、「涙そうそう」などはどうだろうか。
『古いアルバムめくり、ありがとうってつぶやいた・・・』
出演者は今売れっ子の妻夫木聡と長澤まさみでも使えば間違いがない。
そして、古いアルバムがキーワードになりラストに曲目がながれ涙そうそうとなるのだ。

残念なことに、すでに「涙そうそう」という映画は出来ていた。出演は妻夫木聡と長澤まさみだった。
「にーに、にーに」と甲高い声で長澤まさみも頑張ったのだが、作品の評価は上がらなかった。
クアトロの父もヒット作の作り方を考え直さなくてはならない。
さらに、それ以前にトトを当てなくてはならない。
レイソル頑張れ。

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