ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ボンカレー

2007年05月10日 | 食べ歩きの話

Photo_311 スリランカでの修行もひと段落。クアトロの父に与えられたミッション、カレーを探求すべく活動を開始した。この時点では、このミッションがイミテーションだったとははっきり解っていなかったクアトロの父である。何やら、「ミッション・インポッシブル」のトム・クルーズのような立場のクアトロの父だ。
このミッションを仕掛けた社長の知り合いがスリランカにいる。生粋のスリランカ人だ。クアトロの父は連絡をとり、接触を試みる。そのスリランカ人は裕福である。その方の自宅に招待されることに成功したクアトロの父は、遂にスリランカ人の家庭でカレーを賞味出来ると思った。まずは、民族衣装である腰巻きを付けさせられた。何やら恥ずかしい。さて、次は食事と思いきや、裕福なこのスリランカ人は、高級ホテルでおもてなしをしてくれるという。「そうじゃないんだ、家庭で食べるカレーを食べてみたいんだ」と心の中で叫ぶが、せっかくのおもてなしは断れなかった。きっとホテルでカレーが出てくると信じるのだった。
しかし、甘かった。ホテルでは、ハワイアン・ショーのようなものを見せられ、食事は何やら無国籍風だ。そして、カレーらしきものは出てこない。クアトロの父のミッションは失敗に終わるのだろうか。
その他のホテルでの食事にカレーは出るのだがサフラン・ライスに上品なカレー・スープといったもので、スリランカでなくては食べられないというものでは無い。あせるクアトロの父は、作戦を変えホテルの従業員に接触した。まずは、日本から持ってきたボンカレー辛口を食べさせる。「ベリー・スイート」だと云う。ボン・カレーの見返りにホテル従業員のお弁当を食べさせて貰うことが出来た。それは、何やらの肉を色々なスパイスで炒めたものだった。しかし、カレーの味だ。しかもやたらに辛い。「そうなんだ、スリランカのカレーはスパイスで調理したものが全てカレーなのだ。日本人が思っているカレーは洋風のカレー風味スープなのだ」そう納得してミッションを完了したクアトロの父だった。

※クアトロ・シェフ、GWの疲れが出たのか発熱のため、本日のディナーの営業を休ませていただきます。ご了承ください。明日より元気に営業いたします。

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