「一年の計はおせちにあり」そんな感じになったクアトロである。
昨日から徹夜で仕込みをしていたクアトロのシェフだが、お客様との約束の時間ぎりぎりにおせちは完成した。
おせちの料理は当然ながら味見をしたシェフ。「自分でも美味しいと思ったよ」と云う。
結果はお客様が美味しいかどうか判断するものだが、まずは作った本人が納得していないと話にならない。
今年も食品偽装が後を絶たなかった。毒入り餃子や事故米などと悪質になってきた。使い回しなどはかわいいものに思えてしまう。しかし、どれも売る側はその商品を口にしないと云うのだから確信犯である。
さて、また次のおせちまで美味しいものを探さなくてはなりません。来年もクアトロを乞うご期待。
今年も大変にお世話になりました。どうぞ皆様良いお年をお迎えください。
クアトロのおせちの仕込みに追われる今日の一日。あのお客様はこのお魚を喜んで貰えるだろうか。あのお客様はこのチーズをお好みだっただろうか。あのお客様の好きな生ハムは今年は多めに入れよう。などと、お客様の顔が次々と浮かぶ。
この一年、クアトロを贔屓にしてくれたお客様の顔も次々に浮かぶ。お客様の顔が見えるお店の楽しさを感じる。
この一年を振り返ってみた。
一月、ちびくろサンボもびっくりの赤ヤガラがクアトロにやって来た。掃除機みたいな魚にビックリするお客様の顔。
二月、居酒屋クアトロの日は雪が降っていた。クアトロ・ママの手料理を楽しみに雪の中を訪れてくれたお客様達の顔。
三月、二周年企画は大好評だった。この月は記録的にたくさんのお客様の顔。
四月、上野の森の「大薬師寺展」の日光・月光に感動。その話に耳をかたむけてくれたお客様の顔。
五月、ウニの美味しい季節。ウニの冷製パスタにうっとりするお客様の顔。
六月、皇室御用達の天然真鯛にうっとりするお客様の顔。
七月、クアトロ・ワイン会「ワインとチーズの夕べ」を開催。たっぷりと飲んでもらいました。ほろよいのお客様の顔。
八月、柏産イタリアン・トマトを使った「ポモドーロ・プレミアム」に舌鼓を打つお客様の顔。
九月、栗パスタが美味しいと云ってくれたお客様の顔。ハモンセラーノは新婚旅行の思い出でしたと云うお客様の顔。
十月、クアトロの父の誕生日に素敵なバースデーソングを披露してくれた小さな天使の顔。
十一月、流山怪獣公園に地底怪獣の謎があると教えてくれた少年の顔。
十二月、レイソル天皇杯決勝進出。レイソル・サポーター達の嬉しそうな顔。
振り返ると、今年も満足のいく一年であった。なによりもたくさんのお客様の楽しそうな顔に出会えたことが嬉しい。
来年もたくさんの美味しい楽しいという顔に出会えますように。
昨日で仕事納めとさせてもらったクアトロ。最終日に納めのスパゲッティを食べに来てくれたお客様で夕方の早い時間から満席になったクアトロ。
それ以前に馴染みのお客様には告知がなされていた。
「遅い時間にくるとクアトロの父の友人のシークレット・ライブが行われるけど、きっと迷惑になるから早い時間に来店した方が良いですよ」
さて、クアトロの父の友人のシークレット・ライブはきっちりとお店が閉店してから開幕した。しかし友人Ａ君のバンジョーの演奏はお客様にも公開してもよい上手なものであった。
その後、遅くまで飲んでカラオケへと出向いたジジー達だった。ＧＧＳ（ジジーです）ワンダーランドが開幕したが、音痴なクアトロの父の歌が始まると酔いが醒めていた友人たちであった。
友人たちのお陰でクアトロの父の一年の疲れは癒されたのだろうか。二日酔いながら、今日はクアトロの大掃除に汗を流すクアトロの父である。
※写真ではクアトロの父が楽器を持っているが、まったく弾けないのである。
お客様のわがままに応えられる店、小さい店だからこそ出来るサービスを心がけているクアトロ。
あのお客様には辛めのソースにしなくては、このお客様には薄味でと色々に心を砕くクアトロのシェフである。
「かあちゃん、お皿早く用意しろよ、気がきかねえな」
調理のサブをするクアトロ・ママには厳しい指導もしばしばである。
「パパ、あそこのテーブルお冷やが空っぽ、気がきかないんだから」
クアトロのママは、クアトロの父に厳しい指導もしばしばである。
「早く検索しろよ、気がきかないな」
ネットに厳しい指導をするクアトロの父だ。
そんなこんなで、今年もクアトロの一般営業は今日で打ち止め。
明日からはおせちに全力をあげるクアトロであります。
来年は５日より平常営業。どうぞ色々とわがままをお申し付けください。
ネットの検索に光ケーブルを導入したクアトロの父であります。
このところクアトロでビールやワインを注文すると
「こちらサービスですよ」
と、生サラミを薄くスライスしたものが出される。
「スペインのサルシッチョンと云って黒胡椒で覆われた生サラミですよ」
と、クアトロの父はもったいぶった云い方をする。
このサラミは胡椒の辛味と豚肉のジューシーな旨みが相まって実に旨い。
ビールやワインに合わせて前菜を注文してあったのだが、その前菜が来る前にこのサルシッチョンなるもので、グラスのビールやワインは空になっている。
注文した前菜が運ばれてくると
『あれっ、もう飲んじゃったんですか』
という顔をするクアトロの父にお代わりのお酒を注文しなくてはならない。
タダほど危険なものはないのです。
このサルシッチョンに手を出すと飲み過ぎてしまうのです。
クアトロの陰謀なのであります。
※年末は明日２８日までの営業になります。
※年始は５日より平常通り営業します。
