フランス・アルザスからやって来たウォッシュ・タイプのチーズ“ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカ”。
アルザスのウォッシュと云うと“マンステール”が有名。
マンステールは、修道院で作られるが表皮がとても臭い。
日本のクサヤのような臭い。
しかし、中のチーズはとても濃厚なミルクの味わい。
修道院で作るだけに、苦難を乗り越えてこそ得られる悦楽を思わせるチーズだ。
そのマンステールと同様に作るのだが、ミュスカと云うワインの蒸留酒マールで表面を洗いながら作ったのが“ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカ”。
マンステールと違い、香りも楽しめる華やかな味わいで、修道院でなく、おしゃれなチーズ工房で作られたチーズ。
パッケージもおしゃれだ。
このチーズに日本酒を合わせてみる。
これもとてもおしゃれだ。
クアトロで苦難も少なく悦楽にたどり着けることだろう。
グラッパはワインを作った後の絞り粕を蒸留したイタリアのブランデー。
高級ワインは一番搾りの美味しいところだけ使うが、まだ絞ればエキスを得られる。
それを活用して作られたお酒がグラッパの始まり。
ワイナリーの労働者が自分たちでは飲めない高級ワインの変わりに、バールでこのグラッパをクイッと一杯やって疲れをとっていた。
そのグラッパも今では、すっかりおしゃれなお酒になってしまった。
イタリア料理の締めくくりとして、エスプレッソと一緒にいただくのもおしゃれだ。
イタリアのワイン・メーカーごとにグラッパを作っているとも云え、メーカーの数だけグラッパはあると云っても良いようだ。
今ではグラッパ専門の作り手もある。
そのひとつのベルータ社のグラッパがクアトロに入荷。
コニャックのように樽熟させたブルネロのグラッパ。
クアトロの食事の締めくくりにいかがだろう。
健康的なのにしっかり美味しいワイン“サニー・ウイズ・チャンス・オブ・フラワー”。
低アルコール、低カロリー、糖分ゼロ、脂質ゼロが売りのワイン。
健康志向のアメリカで評判のワイン。
クアトロの父もノンアルコールや低アルコールのワインも色々と試したが美味しいと思えたものは無い。
しかしこのワインは美味しい。
数えきれない程の失敗を重ねて出来上がった、ポジティブで健康的なライフスタイルのワイン。
生育期が長くフレーヴァーのあるブドウを使用し、独自の技術を用いてアルコールフリーワインを生成、最終的なワインとブレンドして出来上がったもの。
生産者の女性オーナーは、昨年のアメリカで最も輝いた女性に選ばれた。
クアトロの父は、このところ寝酒にもいただいている。