ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロの父、来年の抱負を語る

2007年12月31日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo クアトロ最後の大仕事、おせちの仕上げにかかる。クアトロの父は生ハムを切る。クアトロのママはティラミスの仕上げをしている。クアトロのシェフは盛り込みにかかり、お嫁さんが手伝っている。家族みんなが元気で働ける幸せな時間だ。そして、今年もたくさんのお客様に支持していただけた。
今は、クアトロのような家族経営の小さなお店はとても苦しい時代だ。安くてたくさん食べられる大手のチェーン店が小さなお店を凌駕していく。そんな中で、今年は“偽”が注目された。特に食品の“偽”は深刻な問題になっている。安ければ良い、ボリュームがあれば良い、そんなニーズに応えなければならない。と、勘違いしていた大手が偽装食品を生んでいく。
さあ来年は、クアトロのような小さなお店の時代になる。顔の見える作り手、さらに心の伝わる店の時代になる。そう確信している。
クアトロは来年も美味しいものを提供したい。食べてみて安かったと思っていただける価格で提供したい。それが来年のクアトロの抱負です。そして何より健康を大切にしたい。提供する側もお客様も食と健康は大事な結びつきなのです。

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豊四季の虹

2007年12月30日 | 個人的な話

Photo クアトロの一年を振り返ってみた。
元旦に“おすわさま”で大吉のおみくじを引いた。「する事なすこと幸の種となって、心配事なく嬉しい運ですからわき目らず一心に自分の仕事大事とはげみなさい」この一文を一年間たよりに励んできた。
1月には、ケーブルテレビJ-COMに出た。
2月はバレンタインに若くてチャーミングなお嬢さんにチョコレートをいただいた。そうそう幸せのテーブルも2月だった。
3月はクアトロの一周年。クアトロの看板メニュー半額という企画は好評だった。レイソルのフランサ選手が来店。
4月にはサクラマスやオオメマスが美味しかった。
5月のゴールデンウィークは記録的に忙しかった。パルミ三世も登場した。
6月、昨年仕込んだ自家製果実酒の登場。磯カキやメジマグロが美味しかった。
7月は何と言ってもシェフの結婚式。そしてクアトロ・ママの居酒屋クアトロ。
8月、ブルーベリーやサンマに片品村のトウモロコシが美味しかった。クアトロの父の叔母が亡くなった。
9月にはクアトロの長男の結婚式。ソムリエ・ナイフをもらって喜ぶ父。そして猫が行方不明でてんやわんや。
10月には秋の訪れを知らせるチーズのモンドールが到着。
11月にはボージョレ・ヌーヴォーの到着。カラスミの仕込みにパルミ四世にソバパスタも11月だった。
12月クリスマスとおせちの準備に追われる。クアトロの父の元同僚が亡くなる。
今日の昼には突然の雷雨。冷たい雨に愚痴を言っていても、その後に架かったきれいな虹を見て『する事なす事幸の種』と教えられる

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フィールド・オブ・ドリームス

2007年12月29日 | 個人的な話

Photo 昨日見舞った彼は野球も上手だった。商店会の草野球では三番サードである。僕はファーストだったり、外野だったりである。ピッチャーも僕の会社の先輩だ。補欠ながら甲子園球児である。ショートは用品店、セカンドは時計屋、よく酔っぱらって試合をすっぱらかすが、このチームのキャプテンはオモチャ屋の社長で主にファーストだ。スーパーの青果部も外野にいた。キャッチャーはスーパーの部長だったろうか。遙か昔の事だが、とても懐かしい。
弱小チームだったが、年末の飲み会だけは元気なチームだった。

三番サードの彼が今朝亡くなった。
サード・ゴロを華麗にさばいている彼の姿はまだ僕の中で躍動している。
残されたお子さん達に、お父さんは野球がとても上手だったしチームの要だったんだと、機会を見て伝えたい。

※クアトロは今日で年内の一般の営業を終わらせていただきます。新年は4日より営業します。よろしくお願いします。

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忘れ物を届けに

2007年12月28日 | 個人的な話

Photo_2 彼は、若くに父親をガンでなくしたが独力で大学を卒業した。その大学の学費を得るためにアルバイトをしていた先でそのまま就職することとなる。その彼が、クアトロの父の前の勤め先の先輩である。
苦労人とはこういう人をいうのだろうと思う。クアトロの父を含めて多くの人が彼に何かしらお世話になっている。彼自身、人の面倒を見るのが好きなのだろう。もっぱらクアトロの父などは、彼のその性格に甘えているばかりだった。その彼が今、病床にある。
彼が、前回入院したときに
「退院したらうちのと美味しいワインというのを飲みたいな」
「美味しいワインっていうのはどういうものを云うんだ」
クアトロの父は
「そうだね、その美味しいワインは僕がプレゼントするよ」
と約束した。
その約束を実行する機会が無いまま、また病床に付いた彼に今日約束のワインを届けた。良くなってご夫婦でそのワインを楽しんで欲しいと切に願っている。

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アドリア海を見つめる羊

2007年12月27日 | ワインの話

Photo クアトロは年内29日までの営業です。新年は4日から営業します。さて、年末年始向けのワインのご紹介です。「今年も一年お疲れさま」または「新年おめでとう」の乾杯は泡物でしょう。そこで、「フォッソ・コルノ・ブリュット」の登場です。
最近テレビでタレントが高級ワインを見分けられないといったことで笑いを取っていた。特に見分けずらいものが、この泡物のようだ。クアトロの父も、このフォッソ・コルノ・ブリュットを目隠しで飲まされたら、シャンパンのブラン・ド・ブラン(注・シャルドネだけで造ったシャンパンで高級シャンパンが多い)と間違うかもしれない。それほど上品な味わいのスパークリング・ワインだ。リンゴ系の爽やかな香りを持ち、きめの細かい泡は心地よく、切れの良い酸味は素晴らしい。
エチケットには遠くを見つめる羊が描かれている。きっとアドリア海を見ているのでしょう。アドリア海沿岸のイタリア・アブルッツォ州のワインなのです。
※グラス・ワイン¥600 ボトル・ワイン¥3600で販売

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