クアトロの夏の終わりのおすすめは、仙鳳趾(せんぽうし)の生カキ。仙鳳趾は厚岸湾の西岸、釧路町の東側に位置し、背後には広大な釧路湿原を配していて森林から流れ出る栄養豊かな河川が海に注ぎ込む。潮の流れが少しきつく、そこで育った牡蠣は身の締まりはプリプリとし、殻に対して身が大粒で、強い甘味と濃厚でクリーミーな味わいが特徴。センポウシとは、もともとアイヌの言葉で「小魚が多くいるところ」という意味だとか。つまり、小魚も沢山いるとても豊かな漁場ということ。このカキを見つけたらぜひ食べておいた方が良いと云われる。クアトロの思い出の夏に、ぜひ食べておこう。
南フランス・ローヌを代表する赤ワイン、クローズ・エルミタージュが入荷。ターミネーターの親戚のような名前だが、時代を超えて味わい深いワイン。シラーの個性が楽しめる、果実味とスパイシーさに特色。作り手はカーブ・ド・タン。この北ローヌで広大な畑を有する協同組合だ。その品質も評価が高い。クアトロの四元豚のベーコンに合わせてみたいワイン。
イワシを追い求めて北上してきたカツオも十分にエサを取り脂が乗って南に帰る。その戻りカツオを薬味をきかした和風サラダ仕立てでいただく。そこに、日本酒やワインを合わせる。夏の終わりから初秋ならではの楽しみ。常に休みなく泳ぎ続けるカツオ。オホーツク海で折り返してきた戻りカツオ。休みなく働くクアトロの父もカツオならば、やはり戻りカツオで、もう九州沖くらいだろうか。今日のクアトロの戻りカツオは気仙沼。クアトロの父とは違い、まだまだ元気な一番美味しい時期のカツオ。クアトロの思い出の夏の味わいを堪能しよう。
秋の訪れの前に、クアトロはスジコをしょう油漬けのイクラに仕上げました。今の時期のスジコは、皮が薄く特別に美味しい。赤く輝く思い出の夏のイクラを、秋に備えるクアトロです。
鹿児島からコチが入荷した。夏に、日差しが強くなり海水温が上がると海の底に張り付いていたコチがノソノソっと動き出す。このコチという扁平な魚は、海底でじっとしていて目をキョロキョロさせてエサを取っている。海水温が上がるとコチのエサも増える。この時期のエサを沢山取ったコチを日照コチと呼ばれ、その美味しさはヒラメ以上とも云われる。さて、同じ鹿児島産天然ヒラメも入荷しているクアトロ。ここは、クアトロの思い出の夏に、コチとヒラメの食べ比べはいかがだろう。
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