ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サクラ・サクラ・アラ・サクラ

2011年03月31日 | 魚の話

Photo 今日も穏やかな春の陽気だ。
計画停電も実施されず、平常営業のクアトロ。
関東の桜の開花が気にかかるが、この時期に旬を迎えるのが「サクラマス」。
幼魚の間は上流の川で育ち、仲間からはじきだされ海へ出て行ったものがサクラマスになる。
陸でそのまま育ったものがヤマメである。
その後、サクラマスは北の冷たい海で鍛えられ、大きくなって桜の季節になると故郷の川に帰ってくる。
今日、クアトロに入荷した北海道産のサクラマスも立派な脂の乗りだ。
東北の川に帰るサクラマスは今年はどうするのだろうとクアトロの父は心配をする。
せめて立派になって帰ってきたクアトロのサクラマスは美味しくいただこう。
フランス・ブルゴーニュからやって来た「サクラ」というロゼワインと一緒にグリルでいかがだろう。
明日には、桜エビも入荷予定のクアトロ。
桜エビは春キャベツと一緒にアーリオ・オーリオでパスタにしようか。
こちらには、「サクラ」のワインのスプリッツァーが似合いそうだ。

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クアトロの父の誓い

2011年03月30日 | 個人的な話

Photo 今日は結斗の1歳の誕生日だ。
クアトロの父の長男の子供、クアトロの父の孫だ。
甘やかさないように厳しいおじいさまを志していたクアトロの父だが、今ではそんな誓いはどこへやらである。
筑波に住むこの孫にバースデーカードを贈った。
「結斗の生まれた年のワインをプレゼントしますよ」
と、メッセージを入れた。
このところ、親戚の子供にも同様のメッセージを送っている。
約束手形を連発するクアトロの父だが、この約束は守ろうと固く心に誓っている。
20年後に飲み頃を迎えるワインということだが、これは自分が飲みたいためでもある。
しかし、20年後も元気でいなくてはワインも味わえないと思ってか、クアトロの老夫婦は手賀沼までサイクリングにでかけるのだった。
一時間以上の道のり、行きは「サイクリング、サイクリング、やっほー」みたいな乗りなのだが、帰りは「ギーコ・ギーコ」と車輪の音だけ、無言である。
しかし、これにめげずに孫の二十歳のワイン会に向けて頑張ろうと思う。
その時に日本が明るい社会であることも願いたい。
手賀沼の公園には、きれいなポピーが咲いていた。
桜の蕾も今にもほころびそうだった。

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3.カルボナーラ

2011年03月29日 | パスタの話

Photo_2 クアトロも5周年を迎えたが、ここでクアトロのパスタを順番に解説してみよう。
今日はメニューの3番“カルボナーラ”¥1080である。

クアトロの根強い人気メニューに“カルボナーラ”がある。
カルボナーラは、タマゴとベーコンとチーズと生クリームのスパゲッティという説明書きがあるが、それは間違いである。
カルボナーラはカルボナーラであり、素材を分解して味わえるものではないとクアトロの父は思っている。
昔、クアトロの父はカルボナーラが好きではなかった。
タマゴ臭さが苦手であった。
年配の人にクアトロの父と同じ意見が多いと思うが、原因はベーコンにある。
ドイツ風のスモークしたベーコンを使うとタマゴのイオウ臭さが増幅されると思われる。
タマゴとベーコンとチーズと生クリームを食べていると思えばそれぞれに主張があって良いと思えるのだろうか。
特別なタマゴでなくても良い新鮮な卵黄と生ベーコン・パンチェッタから引き出された脂とたっぷりのパルミジャーノと生クリームが混沌として一体となったソースがスパゲッティに絡みついたものこそがカルボナーラである。
そして、仕上げに挽き立て粗挽きの黒胡椒が無くてはいけない。
この黒胡椒のかかり具合が炭焼き風という名前の由来である。
炭がかかったように見える粗挽きの黒胡椒の風味がカルボナーラの濃厚な味を引き締める。
もう一度云おう。
カルボナーラはカルボナーラである。
あえて説明するのなら、新鮮な卵黄とパンチェッタから引き出された脂とたっぷりのパルミジャーノと生クリームが渾然一体となり、黒胡椒で仕上げられたものである。

本日のディナーは貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
休み明け、木曜日からクアトロの“カルボナーラ”を堪能しよう。

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ブルゴーニュのサクラ

2011年03月28日 | ワインの話

Photo 本日は計画停電見送りということで通常営業のクアトロです。

例年だと、この時期は桜の開花予想でテレビなどは大騒ぎするものだが、今年はそうも云ってられない。
それでも自然は巡り、クアトロには、ブルゴーニュのサクラが到着した。
自然派のワイン造りで評価の高い“シュブロ”が造るロゼ・ワインだ。
ブルゴーニュのピノ・ノアールをロゼに仕立てたもので、素晴らしい芳香とすっきりとした酸に豊かな果実味が特色だ。
この“サクラというロゼ・ワインは、日本の桜の開花時期に合わせて造られる。
日本の満開の桜を眺めながら飲んでもらいたいという趣向らしい。
このワイナリーには、日本人の若奥様がいる。
日本人のサクラを介して表現する自然への愛情と刹那さを見事に表現したワインである。
“サクラ”という名のロゼワインを桜開花前ですが、クアトロで一足早く味わってみませんか。

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稲取のキンメ

2011年03月27日 | 魚の話

Photo 伊豆稲取の地キンメと云えば一級品だ。
その稲取のキンメがクアトロに入荷。
稲取の地キンメは脂の乗りがよいので評判だが、たしかにすごい。
クアトロでは炙りでカルパッチョにしたりグリルでお勧めしたりしている。
旬の美味しい魚を食べる、ちょっとした贅沢が今はすごい贅沢に感じられる。
きっとあなたを元気にする旬の魚がクアトロにあります。

白ワインも色々と取りそろえてみました。

稲取のキンメに合わせてみたいワイン

・フェゥド・アランチョ/シャルドネ(イタリア・シチリア産)
・ベッロ・ピコマッカリオ/シャルドネ(イタリア・ピエモンテ産)
・ユドロ・バイエ/ブルゴーニュ・ブラン(フランス・ブルゴーニュ産)
・アシュトンケルダー/シャルドネ(南アフリカ産)

シャルドネを産地別に集めてみました。
きっと脂の乗りのよい稲取の地キンメに合うことでしょう。
お試しあれ。

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