私は一歳。
正確には一歳と三ヵ月。
今年ももう終わりだと大人達は忙しそうにしている。
どうして年末だと忙しいのかは私にはよく解らない。
もっと計画的に行動すれば仕事がたまらないのにと私は思う。
その点、私は規則正しく生活をしている。
早起きしてじいちゃんとばあちゃんと遊んであげて、お昼寝して、ママに甘えてと云った具合だ。
そんな平和な私の生活に年末の忙しさを持ち込むのは、じいちゃんだ。
クアトロのお年玉に使う五円玉を豊四季のおすわ様の湧き水で清めるのに、私を連れて行くと云う。
もう新年に何日も無いのに今頃五円玉を持ってウロウロしているじいちゃんには困ったものだ。
一人では心細いのだろうから、仕方なく私が付き添ってあげた。
しかし、じいちゃんは10円しかお賽銭をあげなかったけど、御利益があるのだろうか。
しかも、私のことも美人になりますようにとか、ついでにお願いをしている。
このじいちゃんを神様もあきれていることだろうと私は思う。
じいちゃんの頼りないところは、かわいい私に免じて許してねと神様に御利益をお願いしてみた。
クアトロの年始に配る五円玉のお年玉は、きっと私の力で御利益がありますよ。
脚本、演出、美術、俳優などを総合的に判断してその映画の評価をするものだが、極個人的に好きな映画だったり印象に残る映画とこの総合的な評価が異なることは多い。
いわゆる個人的なお宝映画である。
クアトロの父の個人的2011お宝映画を公開しよう。
お宝映画にはランキングはない。
「トゥルー・グリッド」
飲んだくれの保安官ジェフ・ブリッジスが、馬にまたがるシーンを下から高速撮影で撮したシーンに惚れた。
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
理屈なしにハードボイルドが楽しい。
「ノルウェイの森」
時代感がよく出ていて、クアトロの父の世代には入り込める作品。
「真木栗の穴」
こういった不思議な世界感が好きだ。
「リアル鬼ごっこ」
映画でなくても良いのかもしれないが、理屈なしに楽しかった。
仕事が終わり、家族が寝静まった深夜に、イヤホンを付けて衛星放送の録画を見るクアトロの父。
今年は、上半期に100本の映画を観たが、下半期はペースダウンして70本の観賞。
年間170本の映画を深夜にイヤホンで観たことになる。
クアトロの父の暗い性格が浮き彫りになる光景である。
観た映画は全てパソコンに登録される。
自分なりの評価を添えて登録する。
いわゆる映画オタクである。
そんなクアトロの父の2011年ベストテンの発表だ。
今年は少し多く観たので、洋画と邦画を分けての発表だ。
洋画部門
第1位 「トゥルー・グリッド」2010
第2位 「ヒア・アフター」2010
第3位 「ハート・ロッカー」2008
第4位 「イージーライダー」1969
第5位 「エクゾシスト」1973
第6位 「遊星からの物体X」1982
第7位 「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-」1956
第8位 「我が道を往く」1944
第9位 「クローバーフィールド」2008
第10位 「マーティ」1955
邦画部門
第1位 「告白」2010
第2位 「泥の河」1981
第3位 「上意討ち/拝領妻」1967
第4位 「若者たち」1967
第5位 「最後の忠臣蔵」2010
第6位 「私は二歳」1962
第7位 「にごりえ」1953
第8位 「雨月物語」1944
第9位 「冷たい熱帯魚」2010
第10位 「愛と死をみつめて」1964
クアトロでは定番のパスタメニュー以外にも季節ごとのおすすめパスタがある。
クアトロ統計局では、月ごとの売れ筋おすすめパスタを拾ってみた。
1月「タラバガニのピリ辛スパゲッティ」
2月「ムール貝のアラビアータ」
3月「ハマグリのパスタ」
4月「桜エビと春キャベツのスパゲッティ」
5月「桜エビと春キャベツのスパゲッティ」
6月「スルメイカとアサリの漁師風」
7月「夏野菜の冷たいパスタ」
8月「ポモドーロ・プレミアム」
9月「サンマの和風スパゲッティ」
10月「タラコのスパゲッティ」
11月「カキの味噌クリーム」
12月「ポルチーニ茸のリゾット」
また来年の1月に「タラバガニのピリ辛スパゲッティ」がスタートします。
クアトロは今日で年内の営業は終了。
今年も一年ありがとうございました。
また来年もクアトロのパスタで季節の移り変わりを味わってください。