朝、自宅でコーヒーと焼きたてトーストが用意出来た。
クアトロの父は冷蔵庫からジャムを取り出そうと思う。
ところが、冷蔵庫の二段目にあるはずだと思っていたジャムが無い。
こうなると、なかなかジャムを見付けられないクアトロの父だ。
想定していた位置に見付けようとしていたものが無いと、パニックに陥り別の場所に移動していたジャムをなかなか見付けられない。
その点、クアトロのママなどはものを見付けるのが早い。
カメレオンのように目の玉が素早く動くのか、トンボのように一度に広い範囲を見ることが出来るのかは不明だ。
しかし、これも男と女のDNAの違いなのだ。
男は原始時代から目の前の敵に集中して、その敵から目を離さずまっすぐ対面して戦って家族を守ってきたのだ。
そして、男はこのようにやたら話を難しくして理屈っぽいのである。
父の日にクアトロのおすすめは肉料理だ。
イベリコ豚のグリルに和牛のトモサンカクに、ヒレに、シャトーブリアンのステーキを揃えている。
家族のために闘ってきたお父さんたちは、肉が好きだ。
これもDNAがもたらすものだろう。
そして、今日は肉料理と赤ワインだと決めたら、他のメニューは目に入らない。
そして、イタリアンで赤ワインならば、キャンティと決めているお父さん。
父の日のクアトロは、ワイン・リストにキャンティをちょんと置いてあります。
今日で18周年のクアトロ。
クアトロとは、正式にはクアトロ・スタジオーネ。
クアトロは“四”、スタジオーネは“季節”、四つの季節で“四季”のこと。
ここ豊四季の地名にかけた店名であり、季節折々の旬の美味しさを届けたいと云う意味もあってつけた店名。
家族で営むお店で、自分たちが食べたいものや、受けたいサービスを提供することをコンセプトにしている。
そして、18周年を迎えられました。
たくさんのお客様に支えられここまで来られたと思うスタッフ一同です。
開店のころの写真を見ると、若いなと思う。
数年前の写真(上の写真)を見ても、やはりまだ若かったなと思う。
今、写真を撮って数年後に見ても若かったと思うのだろう。
そう、今がまだ若い時なので、お店もまだ若い未完成なお店。
新しいことに挑むこれからを、多くのお客様に応援していただきたいと思う、明日よりも若いクアトロの父です。