ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

「みんなで練習しよう会」

2015年08月18日 | レッスンメモ
夏休みもあと少しとなってきましたね。夏休みのある日、「みんなで練習しよう会」というのを企画して、ちょっとハードで楽しい時間を過ごしました。

ピアノを弾く人はいつも一人でピアノに向き合って、一人でピアノと対話しながら練習するもの。ピアノが思うようにいうことをきいてくれない時には、ふと孤独感を感じてしまうこともありますよね。子どもだってそれは同じ。ずっと練習していると、「なんで私だけこんなに一人でピアノかなあ」と行き詰る時もあるはずです。

だからと言って連弾ばかりはできないし、アンサンブルの機会もめったにないし、結局は孤独な練習を積み重ねるしかないのですけど、そんな生徒たちに「自分一人じゃない、みんなで一緒に練習してるんだ!」という気持ちを味わってもらいたくて、「みんなで練習しよう会」というのを初めて企画しました。

会場のいくつかの練習室を借りきって、それぞれみんなでかわりばんこに練習室に入ります。自分のすぐ隣の練習室で自分と同じように練習する仲間がいて、「せえの!」でみんながそれぞれの部屋でピアノに向かっています。そして私の居る部屋ではこれもかわりばんこでワンポイント・レッスン。生徒はレッスンが終わるとすぐまた別の練習室に駆け込んで指摘されたことをその場で練習。これをみんなで繰り返して集中的な練習をやりました。最後は全員集合して「弾き合い会」です。

でも私の本当の狙いは、この後のお楽しみ会。頑張ってくれた生徒たちには息抜きも必要。一生懸命練習した後に、会議室に場所を移してみんなでお食事とお遊びタイム。ママテーブルと生徒テーブルに分かれてそれぞれ交流を深めました。子どもたちはさっさと食べたら、ゲームやったりかくれんぼしたりして楽しそうに遊んでました。学校も年齢も違うみんながピアノを通じて仲良くなって、自分みたいにピアノを頑張ってる仲間がたくさんいるということをぐっと身近に感じる。これがこの先また一つ頑張れる要因になると私は信じています。また、保護者の方々も子どもと一緒に頑張って下さっているので、みなさん例外なく「うちの子はこんな感じでいいのかしら」という悩みや疑問をもっていらっしゃいます。こうした機会を通じて、保護者ならではの、そんなストレスや悩みを語り合って、励まし合う、とても貴重な機会になったのではないでしょうか。「ピアノ仲間」の大切さというのは生徒たちだけではなくて、保護者の皆さんにも当てはまることですよね。

こうして、初めて企画した「みんなで練習しよう会」は大成功でした。子どもたちは、それぞれがそれぞれに刺激を感じ、生き生きと頑張ってくれました。保護者の皆さんには色んなお手伝いをお願いしてご協力をいただきました。本当にありがとうございました。親も子も、そして先生である私ももちろん、みんな同じ方向を向いている「ピアノ仲間」です。さあ、これからも一緒に頑張りましょう

 



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