ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

本番へ向けて

2013年01月14日 | レッスンメモ
靴を履かないで暮らすことの多い私です。ピアノの部屋が仕事場なので、起きてから寝るまでの間、寝室とリビングとキッチン以外、ずっとピアノの部屋で過ごしています。

この自分のピアノ部屋は、私にとって最も落ち着いてピアノが弾ける場所です。そして、いい感じで弾けた!と思える瞬間を一番たくさん味わえるところでもあります。これがステージになると、全然違ってきます。ステージにはステージの良さがあって、ピアノやホールによっては、とても気持ちのいい空間です。その気持ちのいいと思える空間で最高の演奏ができたらいいのですが、いつもうまくいくとはかぎりません。なんで、自分の部屋でできていることが、ステージではできなかったりすることがあるのか?そんなときはとても悔しいです。

確実に弾けるまでにいたっていない、練習不足の証拠だとか、あがるのでとかいう理由をあげるとキリがないのですが、そんな理由なんて、本当に何の役にも立たないのです。それが本番の恐ろしさ。それがあるからこそ本番で思いのほかうまくいったときの喜びは、また格別です。自分の部屋でうまくいったときの数倍嬉しいです。なぜかって、「よし!会心の演奏」と思った瞬間に大きな暖かい拍手を頂けるからです。これは、最高のご褒美。

発表会やコンクールに出る生徒たちもみんな同じような思いを抱いて練習を重ねています。本番に挑戦し、その結果に泣き笑いしています。「練習では本番のように、本番では練習のように」、よく言われることですが、これを肝に銘じて、自分を信じて、繰り返し挑戦し続けるしかありません。

3月1日のリサイタルまで、あと1ヶ月半。最後の追い込みに取り組んでいます。

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コメント
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