ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

本番のDVD

2012年12月21日 | レッスンメモ
今週は、秋に出演したいくつかのコンサートのDVDが、たまたま同時に出来上がって、私の手元に次々と到着しました。何種類かの、本番の演奏のDVDです。早速、チェックしてみました。

自分の演奏を客観的に聴く、ということは練習の時から意識して心がけています。自分で録音しては聴き、そしてまた弾き直しては聴くということもしょっちゅうやっています。でも実際のステージで演奏しているときの音の響きや、弾くときの身体の姿勢がどうなっているかなどは、日頃の練習では知る由もありません。

なので、こういう本番の演奏を収録したDVDというのはありがたいです。今回も自分の演奏を観ているうちに反省するところや気がつかなかったことなどが一杯出て来て、とても勉強になりました。

生徒の皆さんも同じ。一生懸命弾いていると、だんだんやってるつもり…ということになって実は音としてやってるつもりのことが現れてこないことはよくあります。結局、演奏するということは、音で表現することなので、その音がものを言ってないと何にもならないわけです。一音一音も、そして音のグループとしてのフレーズ、この表現もどうされているかをちゃんと自分の耳で客観的に検証していく必要があります。

教室の中で、時々生徒が弾いている曲を録音して、それをすぐに聴いてもらうことがあります。ほとんどの場合、「え?!自分はこんな風に弾いてないと思った。」という反応です。でも、すべては、音として現れているものが演奏です。自分の中でどんなにたくさん思いが溢れていても、音に現れてなければ意味がありません。

それにしてもこのDVDを観ていると、つくづく思いますね、一生に一度でいいから、ステージの本番で、全曲、すべて「ノーミス」で、完璧に弾き通してみたい・・・

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コメント
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