名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

山本寛斎さん死去

2020-07-28 09:40:40 | Weblog
2020.7.28(火)
 国際的なデザイナーの山本寛斎さんが7月21日死去したと昨日(27日)の夕刊で報じられた。死因は急性骨髄性白血病、享年76歳。
 デザイナーのコシノジュンコさんに師事し、1967年、若手の登竜門「装苑賞」を受賞。71年にロンドンで日本人として始めてファッションショウを開催。歌舞伎に着想を得たデザインや演出で日本の美を表現し大好評を得た。
 74年からパリ・コレクション、79年からニューヨーク・コレクションにも参加、東京でも発表を続けた。
 その後、国同士や人の交流を目指し、プロデューサーとして国内外でイベントを開催。
93年、モスクワの「赤の広場」で、ファッションの枠を超えた「スーパーショウ」を開催し、約12万人を動員、国内でも2005年の愛知万博など多くのイベントに携わった。
 岐阜市で育ち、岐阜工業高校卒で96年に岐阜市民栄誉賞を受賞した(中日新聞より)。

 さて、筆者と寛斎さんの縁は、1989年に開催された名古屋市制100周年事業の「世界デザイン博覧会」(略称デ博)である。
 博覧会は、まず総合的なリーダーとしてプロデューサーを選ぶが、デザインをテーマとしたデ博では、榮久庵憲司氏、泉信也氏ら三人に依頼したが、ファッションのプロデューサーとして山本寛斎氏にも加わっていただいた。
 筆者は博覧会の責任者の一人として寛斎氏とは、プロデューサーとしての依頼から始まって、会期中に行われるフャッションに関するイベントを通じて濃密に関わることができた。
会食の機会も何度もあった。デ博もすでに30年以上も前の出来事、若かりし頃のなつかしい思い出でもある。

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