2010.10.5(火)
小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第五検察審査会は4日、2004、05年分の虚偽記入容疑について、東京地検が小沢氏を不起訴としたことを受けた再審査で「起訴議決」をしたと公表した。
小沢氏は、何はともあれ強制的に起訴され、被告として裁判にかけられることになってしまった。これは小沢氏はもちろん民主党にとっても予想外の強烈なパンチである。
「起訴議決」とは、検察審査会が一度目の審査で「起訴相当」を議決した後、検察が不起訴とし、さらに再審査した検察審査会が「起訴すべきだ」と議決することで、審査員11人中8人以上の賛成が必要となっている。
小沢氏は、東京地検特捜部が二度にわたって不起訴処分をしたことで、自分は無実であることを主張してきたが、一般市民による検察審査会はそれを認めなかった。確かに市民感覚からすれば、小沢氏の三人もの秘書が政治資金規正法違反で逮捕・起訴されているのに、その親分が何も知らないでは通らない。
今回の審査会のメンバーは男性5人と女性6人の11人で、平均年齢は30.9歳ときわめて若い。この世代の人たちは政治に対して強い不信感を持っている人たちが多く、特捜部による「嫌疑不十分」による「不起訴」にはとうてい納得しがたいものであったのであろう。
この議決は、実は民主党の代表選挙が行われた9月14日付だったそうだが、小沢氏が代表選に敗れたその日に「起訴議決」されていたのだ。あえてその日をねらったのか、偶然重なったのか知るよしもないが、民主党にとって小沢氏が代表に当選していなくてむしろよかったのかもしれない。
全く素人の検察審の人たちが政治判断によらず、自分たちの思ったとおりの考えで結論を出したことには敬意を表したい。ただ野党が鬼の首を取ったように政策そっちのけで、与党を攻め立て、実のない国会論戦に明け暮れることはみっともないことを自覚して欲しいものである。
小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第五検察審査会は4日、2004、05年分の虚偽記入容疑について、東京地検が小沢氏を不起訴としたことを受けた再審査で「起訴議決」をしたと公表した。
小沢氏は、何はともあれ強制的に起訴され、被告として裁判にかけられることになってしまった。これは小沢氏はもちろん民主党にとっても予想外の強烈なパンチである。
「起訴議決」とは、検察審査会が一度目の審査で「起訴相当」を議決した後、検察が不起訴とし、さらに再審査した検察審査会が「起訴すべきだ」と議決することで、審査員11人中8人以上の賛成が必要となっている。
小沢氏は、東京地検特捜部が二度にわたって不起訴処分をしたことで、自分は無実であることを主張してきたが、一般市民による検察審査会はそれを認めなかった。確かに市民感覚からすれば、小沢氏の三人もの秘書が政治資金規正法違反で逮捕・起訴されているのに、その親分が何も知らないでは通らない。
今回の審査会のメンバーは男性5人と女性6人の11人で、平均年齢は30.9歳ときわめて若い。この世代の人たちは政治に対して強い不信感を持っている人たちが多く、特捜部による「嫌疑不十分」による「不起訴」にはとうてい納得しがたいものであったのであろう。
この議決は、実は民主党の代表選挙が行われた9月14日付だったそうだが、小沢氏が代表選に敗れたその日に「起訴議決」されていたのだ。あえてその日をねらったのか、偶然重なったのか知るよしもないが、民主党にとって小沢氏が代表に当選していなくてむしろよかったのかもしれない。
全く素人の検察審の人たちが政治判断によらず、自分たちの思ったとおりの考えで結論を出したことには敬意を表したい。ただ野党が鬼の首を取ったように政策そっちのけで、与党を攻め立て、実のない国会論戦に明け暮れることはみっともないことを自覚して欲しいものである。
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