名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

米アカデミー賞に日本作品が受賞の快挙

2009-02-24 08:18:03 | Weblog
2009.2.24
 テレビ放送は、昨年のノーベル賞に続いて、日本の映画がアカデミー賞を54年ぶりに「2冠」を受賞したことを報道し、新聞でも昨日の夕刊トップで大きく報道して、映画界は沸き立っている。
 第81回アカデミー賞の授賞式が22日夕(日本時間23日午前)ロサンゼルスであり、日本からは新人納棺師の物語を描いた滝田洋二郎監督の「おくりびと」が日本映画初の外国語映画賞を受賞した。また加藤久仁生監督の「つみきのいえ」も短編アニメ賞に輝いた。
 日本映画のアカデミー賞受賞は2002年度(第75回)に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ賞を受賞して以来で、また2冠の獲得は2055年の「地獄門」が名誉賞と衣装賞を獲得して以来、54年ぶりという快挙となった。
 「おくりびと」は昨秋公開され、国内での興行収入は30億5千万円を揚げている。カナダのモントリオール世界映画祭最高賞を既に受けており、海外での評価も高かった。「つみきのいえ」もアニメ分野で最高峰とされるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭最高賞に輝くなど国内外で高い評価を受けていたものでもあるという。
 ところで「おくりびと」は、遺体をひつぎに納める納棺師の仕事を軸に、生と死を見つめる作品だそうだが、葬式を一種の芸術ととらえる発想が卓越していると、映画評論家の佐藤忠男氏は評価している。
 日本の作品がアカデミー賞の外国語映画賞を受賞したのは、この賞がアカデミー賞の独立部門として創設された1956年以来初めてのことで、邦画の質の高さをあらためて示したものと思われる。
 暗いニュースが続く昨今、映画の世界ではあるが明るい出来事である。この映画の配給元の松竹の株価が急騰し、前週末比98円高の744円となったそうである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿