2013.9.8(日)
アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されていたIOC総会は、日本時間8日午前5時過ぎ、2020年の第32回夏季オリンピックの開催都市に東京を選んだ。
今回の開催都市の候補には、東京のほかスペインのマドリード、トルコのイスタンブールの三都市が名乗りを上げていた。招致レースは当初、5度目の挑戦でイスラム圏初の五輪開催という大義を掲げ、アジアと欧州をまたぐ二大陸を結ぶと訴えたイスタンブールが先行したが、6月にトルコ全土に拡大した反政府デモで一時は急速に失速したと見られており、事実上東京都マドリードの争いと言われてきた。
結果は第一回目の投票で東京が42票を集めて1位となったが、過半数には達しなかった。また2位は意外にもマドリードとイスタンブールが26票で同数となったため、異例の決選投票を実施。ここでイスタンブールが49票を獲得し、45票のマドリードが脱落するというこれも意外な結果となった。
直ちに東京とイスタンブールとの間で決選投票が行なわれたが、結果は東京が60票、イスタンブールが36票で東京の圧勝であった。
東京は8月末に東京電力福島第一原発から高濃度の汚染水漏れが懸念されたが、安倍首相の安全宣言に等しいプレゼンテーションの効果か、その不安は払拭されたとされた。
東京にとっての幸運は、トルコの国内情勢や隣国シリアの政情不安が余りに大きかったことではないかと思われる。東京の高い都市機能や強固な財政基盤、安心安全というメッセージにIOC委員らは信頼を寄せたに違いない。
しかし福島第一原発の放射能汚染は解決していない上に、いつ襲われるかもしれない巨大地震など日本には他国にない自然の脅威がある。南海トラフ(海溝)の中の東海、東南海、南海地震の可能性は非常に近いとされている。富士山の噴火すら取りざたされている。
しかし、2020年の東京オリンピックは決定した。スポーツを通じて世界が結ばれ、世界平和に少しでも役立てられるよう、その成功にむけて東京都はもちろん日本政府も日本国民も希望をもって準備できることを祈る。
アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されていたIOC総会は、日本時間8日午前5時過ぎ、2020年の第32回夏季オリンピックの開催都市に東京を選んだ。
今回の開催都市の候補には、東京のほかスペインのマドリード、トルコのイスタンブールの三都市が名乗りを上げていた。招致レースは当初、5度目の挑戦でイスラム圏初の五輪開催という大義を掲げ、アジアと欧州をまたぐ二大陸を結ぶと訴えたイスタンブールが先行したが、6月にトルコ全土に拡大した反政府デモで一時は急速に失速したと見られており、事実上東京都マドリードの争いと言われてきた。
結果は第一回目の投票で東京が42票を集めて1位となったが、過半数には達しなかった。また2位は意外にもマドリードとイスタンブールが26票で同数となったため、異例の決選投票を実施。ここでイスタンブールが49票を獲得し、45票のマドリードが脱落するというこれも意外な結果となった。
直ちに東京とイスタンブールとの間で決選投票が行なわれたが、結果は東京が60票、イスタンブールが36票で東京の圧勝であった。
東京は8月末に東京電力福島第一原発から高濃度の汚染水漏れが懸念されたが、安倍首相の安全宣言に等しいプレゼンテーションの効果か、その不安は払拭されたとされた。
東京にとっての幸運は、トルコの国内情勢や隣国シリアの政情不安が余りに大きかったことではないかと思われる。東京の高い都市機能や強固な財政基盤、安心安全というメッセージにIOC委員らは信頼を寄せたに違いない。
しかし福島第一原発の放射能汚染は解決していない上に、いつ襲われるかもしれない巨大地震など日本には他国にない自然の脅威がある。南海トラフ(海溝)の中の東海、東南海、南海地震の可能性は非常に近いとされている。富士山の噴火すら取りざたされている。
しかし、2020年の東京オリンピックは決定した。スポーツを通じて世界が結ばれ、世界平和に少しでも役立てられるよう、その成功にむけて東京都はもちろん日本政府も日本国民も希望をもって準備できることを祈る。
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