2009.3.21
3月19日の夜、群馬県渋川市でNPO法人「彩経会」が運営する老人施設『静養ホームたまゆら」が火災で消失、10人の老人が死亡した。
出火当時55~89歳の男女の入所者16人と女性職員1人がいたが、入所者のうち15人は東京都墨田区から生活保護を受け、区の紹介で入所していたという。このうち2人が病院に入院中であった。
報道によると、墨田区では一人で生活が困難な生活保護受給者の受け入れ先が区内になく、生活保護費を区が負担する形で、区外の施設に受入れを要請、たまゆら側から施設の利用を持ちかけられていたという。
また運営しているNPO法人「彩経会」は老人施設の運営に必要な群馬県への届出をせず、いわゆる無届けで運営していた。
入所していた老人たちは、満足に歩ける人はほとんどいなくて、女性職員一人ではどうしようもなかったと思われる。
介護保険法上の特別養護老人ホーム(特養)や老人保健施設(老健)は慢性的に不足していて、それに代わる形で有料老人ホームが造られてきた。
今回の場合は、そうした施設に他の自治体の生活保護費受給者を受け入れるという不思議な運用も明らかになってしまった。
問題山積の事件である。
3月19日の夜、群馬県渋川市でNPO法人「彩経会」が運営する老人施設『静養ホームたまゆら」が火災で消失、10人の老人が死亡した。
出火当時55~89歳の男女の入所者16人と女性職員1人がいたが、入所者のうち15人は東京都墨田区から生活保護を受け、区の紹介で入所していたという。このうち2人が病院に入院中であった。
報道によると、墨田区では一人で生活が困難な生活保護受給者の受け入れ先が区内になく、生活保護費を区が負担する形で、区外の施設に受入れを要請、たまゆら側から施設の利用を持ちかけられていたという。
また運営しているNPO法人「彩経会」は老人施設の運営に必要な群馬県への届出をせず、いわゆる無届けで運営していた。
入所していた老人たちは、満足に歩ける人はほとんどいなくて、女性職員一人ではどうしようもなかったと思われる。
介護保険法上の特別養護老人ホーム(特養)や老人保健施設(老健)は慢性的に不足していて、それに代わる形で有料老人ホームが造られてきた。
今回の場合は、そうした施設に他の自治体の生活保護費受給者を受け入れるという不思議な運用も明らかになってしまった。
問題山積の事件である。