田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

咽喉をはらしデスペレートな思い出に耽った。 麻屋与志夫

2016-01-05 05:39:11 | ブログ
1月5日 火曜日

●夫婦同病相哀れむ。
いやになっちゃうな。
また、喉を腫らしてしまった。
こんどはカミさんも、なにもぼくの真似をしなくていいと思うのだが、喉に効くベンザの青箱を飲んでいる。
わたしはイブ。
イブや風邪薬を飲むと、最近では便秘をしたり、オシッコの出が鈍くなったりの副作用がでるので困ってしまう。
こんなことがあると、じぶんの年を強く意識してしまって悲しい。

●「方舟の街」それでも気を引き締めて朝のうちに十枚書いた。
まだまだ、これからだ。
なんとかして遅筆から脱け出さなければ――。

●「現代」という同人誌を仲間のWにめちゃめちゃにぶっこわされて、解体されてしまった。
その時――40年も前の話だが、失語症になった。
初めて書くことなのだが、それまで日に30枚くらいは楽に書いていた。
雑誌も三本クライは短期連載ものを書いていたのに――。
地獄をあじわった。
言葉が浮かんでこない。
一行も書けない。
生来の楽天家のぼくだから自殺はかんがえなかったが、精神的に弱い文学青年だったら、なんど死んでもいいような状況においこまれた。
その上、町内からは村八分。よく生きながらえてきたものだ。

●気長に焦らず、30年間、読書だけでほそぼそと文学修業に独り精進していた。
なんとか書けるようになったのは70歳になってからだ。

●まだまだ、これからだ。
30枚位書いてやるという意気込みの裏にはこんな悲しい思い出がある。
いまはもうそれこそ恩讐の彼方に――。あらゆることが古い思い出の中に封印されている。
ひとの運命なんて、どこで狂いだすかわかりませんね。
いまはただ、ただ、文運長久をいのつて、まだこだわっていますが、一日に30枚位書きたいです。


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怪談書きませんか/栃木芙蓉高校文芸部
著者麻屋与志夫
250円(+税)  (税込 270円) 

古い怪談のある栃木。いま新しい怪談誕生。恐怖、戦慄保証付き
栃木には大中寺の七不思議の伝説がある。特に『馬首の井戸』が有名だ。
上田秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』も広く知られている。この物語も栃木が舞台だ。
―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。
吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。
龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)。
1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。
あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。

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ジャンル文芸レーベル惑惑星文庫出版社名惑惑星





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