ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

都知事選挙に見る日本の政治 - 10 ( 小池百合子氏と蓮舫氏 )

2024-06-08 15:53:04 | 徒然の記

 都知事選挙での最有力候補と言われる小池氏には、本来なら自由民主党が真っ先に支援の動きをするところですが、派閥による「政治とカネ」の問題で動けなくなっています。

 〈 小池百合子氏 〉

 国会で野党に叩かれるだけでなく、マスコミがこぞって自由民主党を批判攻撃し、内閣の支持率も下降しています。この状態で同党が小池氏を支援すると、逆に氏が落選するのではないかと言われています。

 小池氏がいまだに正式な出馬表明をせず、所信表明もしないのはこうした背景があるので、奇妙な選挙になった原因は自由民主党にあると言えます。

 6月8日の読売新聞オンラインが、事情をよく説明していると思いますので紹介します。

  ・自民党は、東京都知事選( 6月20日告示、7月7日投開票 )を巡り、立候補の意向を固めている小池百合子知事の全面支援を行う方向で調整に入った。

  ・支援方法として、選挙期間中に政治活動が認められる「確認団体」を設立することも検討する。

  ・6月10日の都連会合で、次の方針を確認する。( 複数の党関係者が明らかにした )

    ・出馬表明している蓮舫参院議員による新都政誕生の阻止を打ち出す

    ・小池氏が出馬する場合の「全面支援」を確認する

    ・自民派閥の「政治とカネ」の問題を受け、小池氏から推薦依頼が来ない可能性があるため

    ・確認団体を通して支援することも視野に入れる

    ・確認団体では、ポスターの作成やビラの配布、自動車での街宣活動などを行うことができる

    ・自民は独自候補の不在から、小池氏との連携を模索してきた

    ・確認団体の一員との立場を取ることで、党派色を出さない支援を想定

    ・公明党や地域政党「都民ファーストの会」との連携も模索したい考えだ

 自由民主党の誰が考えているのか分かりませんが、その場しのぎの姑息な策です。党の存亡期ですから都連会合だけで決められる策でなく、岸田首相の承認も得た上の話だと思います。

 みえすいた愚策で国民を翻弄しているのは、反日野党だけでなく、昔から自由民主党も同じでした。果たして今回も、そんな策に都民が騙されるのかどうか。いかに不毛な選択の選挙だとしても、都民が自由民主党の支援を黙認するのか。

 このあたりで、「ねこ庭」の立場を明確にする必要が出てきました。

  ・姑息な策で都民と国民が騙せると考えている自由民主党を許してはならない。

  ・来年4月から都内の建物に、「太陽光パネル設置」を義務付ける方針を出している小池氏を知事にしてはならない。

 日本各地の自然破壊だけでなく、廃棄後の有害物質の処理方法が不明のままであり、パネル操作のコンピュータソフトにはシステムウィルスが含まれています。

 「太陽光パネル」の90%が中国産ですから、安全保障面からも大きな問題があります。こんなことを考えずして、首都東京を破壊する知事を誕生させてはなりません。

 従って「ねこ庭」の結論は、「小池氏ノー」となります。

 〈 蓮舫氏 〉

 5月27日の東京新聞が蓮舫氏の意見を伝えていましたので、紹介します。

  ・立憲民主党の蓮舫参院議員(56)は27日午後、党本部で記者会見し、東京都知事選に立候補することを正式に表明した。
 
  ・蓮舫氏は会見で「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命だ」と意欲を語った。
 
  ・トレードマークの白のスーツで、会見場に姿を現した蓮舫氏。
 
  ・詰めかけた100人を超える報道陣を前に、引き締まった表情で出馬に至った経緯を語り始めた。
 
  ・小池百合子都知事(71)について「この8年間、『伏魔殿』と言った都議会自民党や『ブラックボックス』と言った都庁をどう変えたのか」と指摘。
 
  ・最近の選挙で自民党との連携が相次いでいることに対し、「この矛盾、変わり身の早さについていけない」と批判した。
 
  ・自身の姿勢に関し「反自民の政治」「非小池都政」と強調した上で、「古い政治と決別し、本当に必要な政策に予算を振り分ける都政をつくりたいと、都政改革への意欲を語った。
 
 「本当に必要な政策に予算を振り分ける都政」という主張以外は、反日左翼議員らしく小池氏への批判だけで具体策はありません。共産党と福島瑞穂氏の社民党が全面支援していますから、これ以上付け加えることはありません。
 
 「ねこ庭」の結論は単純明快、「蓮舫氏ノー」となります。
 
 次回は残る二人、田母神俊雄氏と石丸伸二氏です。興味のある方は、「ねこ庭」へ足をお運びください。
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