ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

朝日新聞 ・ 北朝鮮の核実験に対する読者の声

2013-02-26 17:57:34 | 徒然の記

 2月15日の朝日の読者の声蘭に、北海道の住人である70才の柏谷氏の意見が載せられていた。

 三回目の核実験に対する氏の言葉を、そのまま紹介する。

 「日本政府は更に国民の危機感を煽り、北朝鮮憎しの国民感情を高めることのないように、抑制した対応を期待したい。」

 私からみれば危機感を煽り、北朝鮮憎しの国民感情を高めているのは、政府よりマスコミの記事だと思うが、なんでも政府の責任にしようとする氏の意見にも、疑問を感じた。

 ハッキリ言えば、危機感を煽り世間を騒がせているのは、北朝鮮自身でないのか。

 北朝鮮を思いやるより前に、この国の間違いを正すと言う観点から、氏は意見を述べることができないのだろうか。やはり氏も左翼系の人なのかと、ため息が出た。次の瞬間私は、つい先日書いたブログ、「三宅坂解体に関する読者の声」を思い出した。

 1月31日付けの朝刊に、旧社会党本部のビル解体に関する、読者の声が載せられ、社会党は「、弱い人の立場に立った政策を掲げ、時の権力に立ち向かっている党だった。」と、そう述べていたのが、他ならぬ北海道の住人柏谷氏だった。

 沢山の投書があるはずなのに、朝日は短期間で、二度も同じ人物の声を取り上げたということになる。

 これでは朝日が自慢する、不偏不党の社是が泣くのでないか。不毛な朝日批判をそろそろ止めたいと思っていたのに、これでは、ひと言言わずにおれなくなる。

 しかも当日の声蘭には、柏谷氏の横に、北海道のNPO職員渡辺氏の意見が、並べられている。表題は「領土問題より大気汚染対策を」である。

 「多岐にわたる、公害対策のノウハウを蓄積している日本は、中国に協力し、環境問題に取り組まねばならない。」と言う意見だ。

 北海道には、自分の国より北朝鮮や中国の方が大事だと思う人が、沢山住んでいるのだろうか、それとも朝日新聞が、そうした意見を好んで掲載しているのか。

 こんなことばかりしていると、朝日新聞は、私のような一般国民から見放される日が早まるのではなかろうか。

 倒産されてしまうと、それはそれで心配がある。いい気な経営陣はさておき、沢山の真面目な社員や新聞店の配達員など、罪の無い人たちが失業するので、可哀相でならない。

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朝日新聞 ・ 2月10日の記事

2013-02-23 14:16:05 | 徒然の記

 2月10日の朝日新聞朝刊の記事を、紹介する。

 〈 4 面 〉

       「政治断簡 / 憲法96条改正・単なる手続きではない」     編集委員根本清樹氏

 〈 7 面 〉

      「波紋風問 / 春闘・横並び排し、いざ奮い立て」                編集委員安井孝之氏

 〈 10 面 〉

     「声 / 中国艦の照射 冷静に対処を」                                       無職伊賀三江氏  (  77才 )

 〈 11 面 〉

     「ニュースの本棚/保守主義から右傾化へ」                          一橋大学教授中北氏

  上記各面の記事について、以下内容を説明します。

 〈 4 面 の記事〉

  96条の改正は単なる手続きの変更でなく、憲法の中身と直結しているから簡単に考えてはいけないと、そんなことは誰でも知っている話なのに、根本氏が警鐘を鳴らしている。

 「憲法が簡単に変えられないようになっているのは、多数者の横暴を許さないように歯止めをかけているからである。民主主義は少数者を切り捨て、民主政治は時に過ちを犯すから、歴史を踏まえた苦い洞察が背後にある。」

 要するにこれは、安倍総理への反対意見である。

 〈 7 面 の記事〉

  「アベノミクスでデフレ脱却をしたら、働く者は労働歌インターナショナルを歌え。」「起て飢えたる者よ、今ぞ日は近し、我慢すること無く賃上げを要求しよう、いざ闘わん、いざ奮い立て」

 意見の最後は、驚くような締めくくりだ。不偏不党を標榜する新聞社と自称しながら、このような人物が編集委員で良いのかと首をかしげてしまう。

 〈 10 面 の記事〉

  声欄の投書で、「中国の艦船による照射」は、隠忍自重して中国を見守るべしという、77才の伊賀氏の意見だ。

 これも又、照射の事実を公表した安倍総理への批判だ。隠忍自重していたら、竹島のようになってしまい、占拠され軍事施設を作られる恐れがある。居丈高な中国は韓国よりもっと危険な国だというのに、こんな非現実的な平和論者の意見をわざわざ掲載する朝日の意図は何なのか。嫌悪の念さえ覚える。

 〈 11 面 の記事〉

  一橋大学教授が、自著を含め既刊の本を解説すると言う形を取りながら、安倍総理の政治姿勢が危険な右傾化で、一般国民の気持ちとはかけ離れたものだと言っている。

 総理の安全運転は参院選までのことで、その先は一気に右傾化だと断定し、これも安倍総裁への批判・反対記事だ。

 主筆の若宮氏が先日退職したので、不偏不党の新聞に少しは近づくのかと思ったのに、やはり性懲りも無く登場する左系の編集委員たちだ。一日の紙面で4件もの安倍総理への批判記事というのだから、やはり朝日は偏向した新聞だと教えられた今日だ。

 政府に異を唱える新聞を弾圧する中国も、とんでもない国だが、無闇に総理を誹謗する朝日を放任する日本も、負けず劣らずとんでもない国だと考えさせられた今日でもある。

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朝日新聞・三宅坂解体に関する読者の声

2013-02-15 10:58:10 | 徒然の記

 1月31日付けの朝日の朝刊に、旧社会党本部のビル解体に関する、読者の声が載せられていた。

 「社会党は弱い人の立場に立った政策を掲げ、時の権力に立ち向かっている党だった。」と、北海道の住人である70才の柏谷氏が言う。

 朝日は氏に賛同し、この声を掲載したのだろうか。同年代の私は、氏の感傷的な思いを、理解することができる。中学生だった頃、私は社会党について、そういう印象を持っていたし、朝日新聞に対しても、弱者の側から権力にものを言う博愛の新聞、と信じていた。

 日本が高度成長期に入る前、国民の多くが貧しかった頃、三井三池の激しい労働争議があった。資本家と労働者の激しい対立が、いわば、金持ちと貧乏人の闘いそのものと見えた。ヤクザや警官を味方につけた会社側を、強く糾弾する朝日新聞に共感を覚えた。私が朝日に失望したのは、高校生になった時だ。

 何の本だったか、詳しいことは忘れているが、暮れ方の図書館の片隅だった。聖戦を叫び、国民を戦争へ駆り立てていた張本人が、朝日に代表される新聞社だったと知った時の衝撃が、今も心に残る。

 信じていた先生に裏切られた思い、とでも言えばよいのか、信頼していた恋人に、騙されたと知った時の失望とでも言うべきか、今日に続く朝日への不信感は、その時から始まっている。だから私と柏谷氏との違いが、ここにある。

 図書館で、当時の朝日新聞を読み返してみると、再発見するものがまだある。

 現在の私は、国を否定する反日の記事に、嫌悪を覚えるが、朝日は戦後一貫して、社会主義思想に賛同し、社会党の機関紙みたいなものだった。昨日今日に偏向した新聞ではないということだ。

 今の在日韓国・朝鮮人、あるいは中国の国民は弱者でないし、日本も又、今では暴虐な侵略国家ではない。国際情勢も国民の意識も、大きく変化しているというのに、十年一日のごとく、同じ台詞を喋り、矛盾やほころびの生じない朝日新聞がおかしいのだ。

 戦争の被害者のすることがすべて正しく、戦争行為者の日本は全て間違っていると、そんな単純な正義論ばかりでは、国の未来が消滅してしまうと、私は危機感を抱くようになった。

 朝日だけでなく日本のマスコミは、国民の意識が変化していることに、気づくべきだ。右翼でない私は大声でマスコミを糾弾したり、街頭で怒鳴ったりしないが、時代遅れの偏向については、強い怒りと失望を覚える。

 私にできることは、来年と言わず今年からでも朝日の購読を止めることだ。あるいは親類縁者、友人・知人に対し、朝日の購読を止めようと静かに呼びかけること。そのくらいしかできない。

 私のブログを読んでくれる人は少数だけれど、その中には、賛同してくれる人が、いるのかも知れないし、いないのかも知れない。

 「みみずの戯言」も、賛同者が増えれば、バカにできない力になるのかも知れない。本音を伝えるネット情報が飛び交う今日、それでなくとも、購読者や視聴者が減りつつある新聞やテレビは、このままでは影響力を失うと、危機感を持って欲しいでないか。

 国を大切にし国民を守る心は、右翼の専有物でなく、普通の国民が持っている、普通の気持ちであるということだ。朝日の声の欄に掲載された、北海道の住人70才の柏谷氏の意見は、もはや多数の国民の声ではなくなっている。

 世論の移り変わりに、機敏な反応のできない朝日新聞は、いつまでマスコミのリーダーでおれるのだろうか。

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礼節の国 追記 ( 中国・韓国・北朝鮮人と日本人の違い )

2013-02-11 13:26:34 | 徒然の記

 「攻撃用レーザー照射」の記事に気持ちが高ぶるあまり、肝心な点を書き忘れてしまった。

 大切なことなので、追記しておきたい。先のブログで私は、「憲法改正」をアメリカのくびきからの解放と述べたが、私はアメリカへの敵意を燃やしながら言っているのではない。

 私たち日本人は、中国や韓国・北朝鮮がするように、無闇に他国を憎んだり、責任転嫁したりせず、「憲法改正」に向き合おうとしている。原爆投下による死者が広島で12万人、長崎で7万人だった。無差別爆撃による死者は、東京の10万人を含み全国で40万人である。合計すると、アメリカに殺された国民は59万人となる。

  しかもこれらの人びとは軍人でなく、一般市民だから、米軍のしたことは許しがたい殺戮である。それでも私たちは中国のように死者の数を増やしたり、憎悪の記念館を作ったりしていない。日本人は、これからもそのようなことは考えていない。

 何をするにも、他国への憎悪から出発する国とは違うということ、これが一番大切な点で、ここが分からなければ日本人がなぜ「憲法改正」に取り組もうとしているのか、決して理解できない。軍国主義を復活させようというのではなく、国を愛し、国民を自分で守ようにすると、いわば世界の常識に戻ろうとしている。

 戦後六十余年暮らして来たが、このままでは日本の国が駄目になるから、行き過ぎた自己否定を見直す時が来たと、軌道の修正をしようとしているだけの話だ。反日左翼の人びとや朝日新聞が分かろうとしないのだから、日本人でない隣国に分かるはずがない。

   「敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花」

 顔だけ見れば、欧米人には区別の難しい同じアジア人だろうが、日本人と中国、韓国・北朝鮮人との違いは、外観でなく心にある。もっと簡単に言えば、宣長の歌に尽くされている。散り際の見事さ、潔さ、ものの哀れを知る心だ。

 間違っていると気づいたら、間違いを認める潔さは、日本人の長所であり、隣国の人びとが持たないものだ。物事に区切りを付けたらそこで終わりとし、いつまでも拘泥せず「昨日の敵は今日の友」と明日に向かう率直さでもある。

 ところが隣の国々は、いつまでたっても歴史認識、歴史認識だ。弱みにつけ入り過去を振りかざし、決して諍いを終わらせようとしない。この執拗さと厚顔さ、残酷さ、非道さは、彼らが生まれつながらに持っている心情だ。陸続きで敵に囲まれて生きる大陸国家と、海に守られた海洋国家の国民の違いだという説もあり、それはそうなのかも知れない。

 必要となれば何でも許容し、過去をさっぱりと忘れる日本人は、時として軽薄と笑われたりするが、そうではない。ものの哀れを知った上で、未来のため怨念を捨てる決断が。国としてやれる日本人の素晴らしさだ。軽薄でなく、潔さなのだ。

 だから敵だったアメリカとも、良好な絆が深められた。もしかすると中国や韓国・北朝鮮とも、相手の対応次第では、関係改善ができないとも限らないのが日本だ。

 多くの日本人に変化への準備があるとしても、左翼の陣屋に身を寄せるマスコミや政治家、評論家、学者たちが、日本国内から悪意と中傷の情報を発信し続けるのだから、隣国が変われるはずが無い。

 汚い言葉で相手をののしり恫喝する右翼もそうだが、頑迷な左翼の人間たちも、過激な彼らは、アジアの平和を阻害する要因と断定して良いのではなかろうか。

 立春が過ぎ、庭のバラが小さな紅い莟をつけ始めた。吹く風はまだ冷たいけれど、やがて来る春の気配に心が暖められる。自然は今年も穏やかに巡ろうとしているのに、人間の世は木枯らしが吹いている。右とか左とか、自分も含め何と言う愚かさかと反省せずにおれない。

 東北大震災の被災者たちは、言いたいことはあるのだろうに、東電や原発にいつまでも非難の声をあげず、言葉を胸に納め、子や孫のため日々を生きている。この潔さが、「朝日に匂う山桜花」だ。見習いたいものである。

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朝日新聞・冷泉彰彦氏へのインタビュー記事

2013-02-09 16:12:49 | 徒然の記

 1月29日付の朝日新聞で、冷泉彰彦氏へのインタビュー記事を目にし、驚きを持って読んだ。

 氏はニュージャージー州の日本語学校高等部主任も勤める、米国在住20年の作家であるという。何時だったか、精華大学当代国際関係研究院院長・閻学通氏のインタビュー記事を読んで不愉快になったことがあったが、今回も又同じだった。

 簡単に言えば、安倍総理の言うこと為すことは、決して米国では理解されないばかりでなく,日本の国益を損なうという意見である。真鍋弘樹という記者が書いていたが、こうした記事を紙面の一面全部を使い、わざわざ国内に配信する朝日新聞の意図が不可解でならない。

 同じ日本人でも、冷泉氏と自分はどうしてこうも違うのか、不思議な気がする。

 「戦後の現職首相が、戦前の日本の行為に付いて名誉回復しようとしている。」「戦後の改革を否定して、戦前からの一貫性を持ちたいと言うファンタジーを持ちたがっている。」

 こう云って氏は安倍総理を批判するが、焦点のずれた意見でないかと首をかしげたくなる。20年もアメリカにいると、昨今の中国、韓国・北朝鮮がどんな無理難題を日本に投げかけているのか、どんな思いで国民が我慢しているかなど、分からなくなっているのだろうか。

 ヤクザが弱い者をなぶりものにするように、我慢しろ、我慢しろ、過去のお前が悪いのだと絡んでくる。朝日新聞を筆頭に、日本のマスコミも合唱している。安倍氏は世界の他のに国々と同じように、自分の国を自分で守る、普通の国にしようとしているだけでないか。

 それとも冷泉氏は、左翼のおかしな評論家のように、「平和憲法を守るためなら、日本が他国に滅ぼされても構わない」と言いたいのだろうか。

 「安倍総理は、参院選で勝つまでもてばいい、後は野となれ山となれと考えているのではないか。」

 ここまで言えば、単なる悪口になってしまう。しかも記事の見出しは、「賭博的な経済政策、」「戦前への執着、わかりにくさ漂う」という悪意の言葉だ。これが自国の総理大臣に対する意見というのなら、礼を失した偏見と言わずして何と言うのだろう。

 記事を読んでいると、安倍氏に投票した自分が、とんでもない間違いをした人間だと非難されているような気がし、不愉快でならなくなる。民主党を見限り、自民党へ戻った多数の日本国民が、愚かな選択をしたと難癖をつけているのだろうか。

 自分の国を否定することしかできない朝日新聞の意見を、何処の国の人間が理解するというのだろう。隣国に国旗を燃やされても、踏みにじられても、抗議の声ひとつ上げない新聞の姿勢を、アメリカは是とするのだろうか。それこそ不可解で、分からないと、米国人なら言うのではないか。

 世界の常識を安倍氏が語り、私たちが賛同したという、こんな単純なことさえ理解できない冷泉氏と、朝日新聞なのか。それは日本だけでの常識と言い張るのなら、彼らは、国民に愛想をつかされる日が遠からず来るのではないか。
 
 家内が新聞屋の店員から、洗剤のおまけ付きで、一年間の購読契約をしていなかったら、私はとっくに朝日の購読をやめている。

 色々な景品をつけ、購読者から契約を取るのは朝日に限った話でなく、どの新聞もやっている。家内にも新聞店にも罪は無いので、私はこの一年を我慢し、耐えることに決めている。

 それなのに朝日は私の気持ちも知らず、不愉快な記事を飽きもせず届けてくる。毎日など、とても読んでおれるものではない。だから私のブログでは、とんでもない過去の日付の「みみずの戯言」が書かれることになる。

 去年のブログで、なぜ朝日新聞を止めないのか、理由は年が明けて述べると言ったが、年間契約をしてしまったと、ただそれだけの話だ。善良な当事者間の契約は守らなくてならないと、律儀に思っているだけだが、私の常識についても、朝日は分かりにくいと言うのだろうか。

 ほんとうは、感謝すべきなのに。

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礼節の国 ( 中国の教え ? )

2013-02-07 22:39:54 | 徒然の記

 「攻撃用レーザーの照射」・・第一面の記事だ。

 日本の軍国主義を弾劾しアメリカの覇権を攻撃し、自らは王道の政治と世界平和を求めると主張し続けていた中国。嘘か本当か知らないけれど、悠久三千年の歴史を持つと言う文明の大国。かってわが国では漢文や論語が教養のある人間の条件とされていた時代があり、手本でもあったというのに、その礼節はどこへ消えてしまったのか。

 最近はもう、この国について真面目に考えるのさえ馬鹿馬鹿しくなって来た。
「領海侵犯」でも「歴史の改ざん」でも、何でも好き放題にやればいい。徳も誠も失った中国のお陰で、私たちは久しく忘れていた愛国心を思い出させられ、平和憲法も変えなくてはなるまいと、日々教えられている。

 左翼政治家や日教組が、「平和憲法」の素晴らしさを語っても、一般庶民である私たちは、節度を失った隣国のお陰で「諸国民の公正と信義」は無いのだと知らされる。「平和呆け」の日本人と右傾の評論家に批判されても、誠意と真心は世界に通じると無視した時もあったが、ここまで中国に翻弄されると、「平和呆け」の自分を痛感する。

 思い出してれば、江戸時代から明治にかけて、アジアは欧米列強の武力に負け、次々と植民地になっていった。スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ、フランスといった強国が、アジアの有色人種を奴隷ように支配した。

 宏大な領土を持つ中国は「眠れる獅子」と言われ、列強が手出しを控えていたが、19世紀の初めから英国に侵食され始めた。日本は、白人に支配されるアジア民族へ覚醒を促し、一方では自国の独立を守ろうと富国強兵に力を注いだ。

 だから当時日本には、アジアの国々の指導者たちが集まって来た。日本のように、列強の支配を受けないためにはどうすれば良いのかと、学びに来た。東京裁判で日本が悪とされて以来、一顧だにされず切り捨てられた日本の思想家たち、大川周明や北一輝、あるいは頭山満などが、物心両面から彼らを支援してという事実をもう一度見直していいのではないかと思えたりする。

 江沢民、胡錦濤、習近平は、日本を敵視しすることしかしないが、歴史的に見れば彼らが協力し協調すべきは、白人支配からアジアを解き放そうとした日本でないのだろうか。「歴史認識」を言うのなら、18世紀のアジア情勢を踏まえた意見を言うべきであろう。

 今やっとアメリカのくびきからのがれようと、「憲法改正」に向かっている日本を応援するのが本筋ではないのか。それとも中国は大国らしい逆説で、わざと軍事力で日本を脅し、日本の世論を喚起し「憲法改正」をやり易くしてくれているのだろうか。

 危険で非常識なやり方だが、三千年の歴史を持つ文明の大国だから、私たち凡人には想像もつかないことをする。

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左翼政党の消滅 ( 報道の自由がある日本 )

2013-02-02 14:52:19 | 徒然の記

 派遣のおじさんを辞め、本物の年金生活者になり、三ヶ月が経過した。

 一番大きな変化は、情報量の飛躍的増大だろうか。YOU TUBEを活用すれば、国会中継でも何でも、およそ世間で騒がれているものが、リアルタイムの動画で見られることを知った。

 右翼から左翼から中道まで、それこそ玉石混交の情報の洪水、とでも言えば良い状況か。居ながらにして世界が分かると、大げさに言えばそういうことだった。私のようなアナログ人間は、時代の変化の激しさに、ただ目を丸くするしかない。

 そこでつくづく反省するのは、三年前に民主党に投票した自分の愚かさだ。

 当時の私は、情報はNHKのテレビと新聞だけで十分と思っていたし、パソコンは持っていても、YOU TUBEを見るなど考えつきもしなかった。ニコニコ動画やチャンネル桜等々、未だにどういう仕組みなのか分からないが、こうした沢山の情報が私の世界を広げた。NHKでは放映されない国会中継が、ここではいくらでも見られた。

 自民党の目に余る税金浪費政治に憤り、「二大政党」の必要性を痛感し、民主党に一票を入れたが、当時YOU TUBEの情報に接していたら、民主党には投票していなかっただろう。

 日本を敵視し憎悪してやまない中国や韓国・朝鮮と、気脈を通じる政治家たちが、集まっている党と知っていたら、票は入れなかった。安倍政権になり、再び拉致被害者の問題が語られるようになったが、これも考えてみればおかしな話だ。

 民主党政権では、拉致をした北朝鮮に肩入れし、資金援助までした議員たちがいて、その中に総理が二人、拉致担当大臣まで加わっていたという。マスコミはこの状況を、一度でも報道したのだろうか。

 民放のバラエティーでお笑いタレントたちが、拉致を話題におもしろ可笑しく騒いでいたのを、YOU TUBEの画面で知ったが、あんなものが報道であるはずがない。正しい情報を国民に伝えるNHKが、民主党の実態を知らせるべきなかったのか。

 民主党の議員だけでなく、学者や文化人など、共産国に肩入れし日本をののしっている、「獅子身中の虫」とも言うべき人間たちが、如何に多くいるのかも知った。中国や韓国・朝鮮の、偏見に充ちた行動を報道するだけでなく、日本国内で、これら諸国に協力している者たちの言動を、同時に国民に伝えるべきでないのだろうか。

 左傾の記者が沢山いるという朝日新聞では無理だろうが、公的放送のNHKなら、それができるはずなのに。

 「国民不在であるかのごとく、税金を浪費する自民党政治」と、「獅子身中の虫である亡国の左翼政党」。このままでは、不毛の選択となってしまいそうだったが、今は少し以前と状況が違ってきた。

 12もの党が乱立しているので、この中から、二大政党を担う党が育つのかも知れない。というより、私たち国民が育てるのかもしれない。安倍氏も、三年ぶりの政権復帰で、真剣に国民に応えようとしており、頼もしい感じがする。朝日など反日のマスコミに惑わされることなく、それこそ粛々と、政策を実行してもらいたいものだ。

 不思議でならないのは、今回の衆議院選挙における民主党の大敗だ。私は、YOU TUBEの情報に初めて接し、民主党の実態を知り、自民党に投票したが、他の多くの人びとも私のような選択をしたのだろうか。

 政権を取った民主党の大臣や議員たちが、いかに中国、韓国・朝鮮の親派だったか、その恐ろしさと愚劣さを親しく目にし、一斉に見限ったと、そういうことだったのだろうか。

 そうであるのなら、日本で民主党政権が誕生した意味は、限りなく大きい。国民全員が、政治家の思想への警戒心を身につけたということだから、二度と過ちをしないことになる。偏った情報しか得られない国では、「民主主義は衆愚政治になる」か、「国民の選択が正しい結果につながらない」、ということだ。

 新聞やテレビばかりでなく、ネットの情報も同じように見なくてはいけない。恐ろしく高い授業料だったが、民主党のお陰で、肌身にしみて勉強した。やはり日本は、ありがたい国だ。

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