村瀬興雄氏著「ナチズム」( 昭和43年刊 中公新書 )を、読み終えました。
戦後の日本で73年間、反日左翼の政治家と、学者と、お花畑の日本人たちが、「日本は、ドイツに見習え」と叫び、戦争への反省が足りないと、お説教を垂れています。
中国や、韓国・北朝鮮はもちろん、新聞の論調も、一糸乱れず「日本攻撃」です。敗戦後のこうした風潮に、疑問を抱いている「ねこ庭」は、この際、思い切って「ナチズム」の解明に挑むことといたしました。図書館の廃棄本の中から、迷わずこの本を選んできました。
今回も、長くなるだろうと予想していますが、書評にかかる前に、私の無知を正してくれた本に感謝しなくてなりません。結論から言ってしまいますと、「ドイツへ見習え」と言う、反日・左翼の学者、政治家、お花畑の日本人、朝日新聞に代表される腐れマスコミが、全て間違っていると言う事実でした。
中公新書を出している中央公論社は、私の知る限りでは、左翼系の出版社です。著者の村瀬氏も、左翼系の学者であるはずなのに、左翼の不利になる本をどうして世に出すのかという疑問があります。
中央公論社と村瀬興雄氏を、ネットで検索し順番に紹介します。退屈な内容なので、息子以外の訪問者の方は、スルーして下さい。
〈 中央公論社 〉
・中央公論社は、1990年代 ( 昭和55年代 ) に経営危機に陥り、読売新聞社が救済に乗り出し、平成11年に読売の全額出資によって、中央公論新社が設立された。
・平成14年、読売グループ再編により新設された株会社本社の、子会社となって現在に至る。
・平成27年5月、本社が、旧中央公論社時代からの京橋の自社ビルから、大手町の読売新聞東京本社ビル19階に移転した。
中央公論社が、読売新聞のグループ会社となっているのなら、反日・左翼勢力に不利な本を出しても、不思議はありません。
ただ村瀬氏の著作は、経営危機となる12年前の昭和45年の出版ですから、時間的なズレがあります。現在の朝日新聞と同じように、経営危機に陥る10年以上前から、読者に見放されていたのだと解釈すれば納得がいきます。
朝日新聞は、国有地を国から不当に安い価格で手に入れあちこちに一等地を所有していますから、新聞が売れなくてもまだ暫く悪徳不動産業者として生き延びていけます。
中央公論社は、清貧を重んじる左翼出版社だったため、倒産してしまったのでしょう。
森友の土地が安く売られたのは、安倍総理が政治を私物化しているからだと、一年以上も、朝日新聞が大騒ぎしています。朝日の本社ビルは安いどころか、ただ同然に払い下げられているのです。朝日の読者たちはこの嘘つき新聞の購読を、どうして私のようにやめないのでしょう。
国有地を払い下げた総理が誰だったのか、調べる気にもなりませんが、朝日の言うモリトモの理屈で言えば、同社に土地を安売した首相は、「政治を私物化した」と、糾弾されなくてなりません。
話が脱線し、途方もないところまで飛びましたが、要するに朝日新聞は中央公論社に比べると、とんでもない極悪の反日・左翼だということです。
私のように、目を覚ました読者が次々と定期購読をやめたら、やがて不動産が手元になくなる頃は、中央公論社同様に倒産するという手順になります。今暫くの辛抱ですから、朝日新聞紙のことはこの程度で止め、村瀬興雄氏の話に、移ります。
〈 村瀬興雄氏 〉
本の最終ページに、著者の略歴があります。
「大正2年、東京に生まれる。昭和13年、東京大学文学部西洋史学科卒」
これだけでは、どのような人物なのか分かりませんので、ネットで検索してみます。
「日本の歴史学者、ドイツ帝国、ナチズム、ナチス・ドイツを研究」
「松山高等学校教授、愛媛大学助教授」
「成蹊大学教授、名誉教授」「立正大学教授、創価大学客員教授」
「勲三等瑞宝章受章」
ネットの情報は、ここまでです。歴史学者であれ法律学者であれ、敗戦後の東大では「反日・左翼」「敗戦思考」の持ち主でなければ、学校に残れず、出世コースも歩けません。
東大から出され、彼らから見れば二流どころの大学で糊口をしのいでいた氏の経歴を見ますと、納得できるものがあります。
・西ドイツの政治家たちは、戦争責任を逃れるために、ナチズムをヒトラー個人の異常性に帰したが、実際には、ドイツ保守思想のなかに連綿とつづく思考なのである。
近年ではヨーロッパにおいても、村瀬氏に似た主張が出始めていますが、日本ではまだ、反日・左翼教授のたわ言が幅を利かせています。平成12年に、86才で逝去された村瀬氏の無念を晴らすためにも、「ねこ庭」は明日から頑張ろうと思います。
楽しみを長引かせるためにも、今晩はここで終わりと致します。